『パンさえあれば、たいていの悲しみには耐えられる』パンを愛してやまない夫婦の日常

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『パンさえあれば、たいていの悲しみには耐えられる』

 

こんな名言が今ほど心に響く時代はないのではないでしょうか。

空前の食パンブームを経て、ハード系のバゲットカンパーニュなど
毎日の食事に欠かせない存在となったパン。

手作りしても楽しいし、全国の美味しいパン屋さんからのお取り寄せにも
ワクワクと心が踊ります。

 

今回はクロワッサンで紹介されているパン屋を経営しているご夫婦の昼食についてのインタビューをピックアップします。

 

吉祥寺にパン屋をオープンして20年
「本当においしいパン」への想いとは?

 

 

奥様の引田かおりさんは夫婦の昼食についてこう話します。

 

「私はパンはこんがり焼き目をつけるのが好きなのですが、夫のターセンは口の中が痛くなるからって(笑)、軽く焼く程度が好み。その都度キッチンを行ったり來するのは大変なので、食卓にカセットコンロを置いて、焼き網で好きな焼き加減にする方法にたどりつきました」

 

今日の昼食のパンはふたりで経営するパン屋『ダンディゾン』の全粒粉100%のカンパーニュ。

「これうまいんです」とターセンさんが太鼓判を押すと、「偶然、私と1字違いで、北海道産のキタノカオリという大好きな小麦100%で作ったパンです。香りがすごくよくて本当においしいの」とかおりさんも笑顔。

 

IT企業のビジネスマンだったターセンさんの早期退職をきっかけに、自分の住む吉祥寺に、
どこにもないおいしく美しいパン屋を作りたいと二人三脚で理想のお店を作ってから20年。

 

「パンを焼くスタッフが小麦農家さんに研修旅行に行ったり、ほかにも時間も手間も惜しまない生産者さんと顔が見えるお付き合いをしているので、パンを食べるときは自然と素材のおいしさを噛み締めていますね

 

愛情をたっぷり注いで
丁寧に作られたものを食べたい

 

取り寄せ上手なかおりさん。

パンのお供もいろいろ楽しんでいますが、中でも引田家の定番となっているのは仕事を通して出合った作り手のもの。

 

「私は特別食いしん坊ではないけれど、ひとつ自慢できるのが“愛情を注いでおいしいものを作る人や作られたものを引き寄せる力”があること。健康を支えるのは食事。今、食べているものが10年後の自分を作るので、丁寧に作られたものを食べたいし、それを楽しめるのが何より幸せだと思っています」

 


 

本誌では他にもパンを愛してやまない方たちの日々を切り取ったインタビューが掲載されています。

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