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日本各地には、その場所の風土と歴史、そして生産者の情熱と努力をかけた名産品があります。
今回の週刊ポストでは、日本の名産品の美味しい理由を特集!
その中から、神戸ビーフ、愛媛の鯛、宮崎のマンゴーを紹介します。
激しい審査を経て与えられる最高の称号
『神戸ビーフ』(川岸畜産)
兵庫県内で生産された但馬牛のうち、肉質等級が4等級以上など厳しい基準を満たした牛肉のみが
神戸ビーフ(神戸牛)に認定されます。
自然豊かな西脇市に位置する川岸畜産は、3代続く肥育農家。
生後9ヶ月前後の子牛を買い付け、肥育して出荷します。
そのうちの8割以上が神戸ビーフに認定され、肉の販売も行います。
前社長で2代目の川岸裕人さんはこう話します。
「美味しい和牛は食べた時に喉から鼻に抜けるいい香りがする」
子牛の肥育はとても重要なポイントがあります。
「優秀な子牛の見極めが重要ですが、牧場に慣れるまでの世話も気を遣います。子牛はすぐに風邪をひき、わずかなストレスで食欲が落ちる。牛舎を温かく快適にし、常に見守っています」
独自開発の餌が生む“もっちり”とした良質と旨
『愛鯛』(大塚太一)

愛媛県は養殖マダイで日本一の生産量を誇ります。
県南西部に位置する宇和島の沿岸は、湾や入り江が多いリアス式海岸。
温かい黒潮が流れ込む最高の漁場で育つのはブランド鯛の『愛鯛』です。
“本当に旨い養殖マダイを作ろう”と県内の養殖家と愛媛県漁協宇和島事業部が協力し、
20年に及ぶ研究を重ね、2006年に誕生しました。
こだわりの一つは、独自開発の餌です。
養殖家の大塚太一さんはこう話します。
「天然ミネラル・ビタミンやたんぱく質・脂質などを独自に配合した飼料を与えることで、従来の養殖マダイの肉質を大幅に改善しました。もっちりとした食感としっかりとした歯ごたえが特長です。
鯛にストレスをかけないために、生簀1基あたりの養殖数も制限しています。一般的な養殖に比べて密度を1割程度下げて、長さ12メートル×幅12メートルの生簀で約6000~7000匹しか育てていません」
ネットで包む独特な栽培法で育つ完熟マンゴー
『太陽のタマゴ』(岸本和樹さん・日高悟さん)

宮崎県の特産品『完熟マンゴー』は、果実1つずつネットに包み、熟してネット内に自然落下したものだけを収穫します。
昔は木からもぎとって収穫していましたが、自然に落下したマンゴーを食べて甘かったことから、
ネットを使う栽培法が生まれました。
完熟マンゴーのなかでも重さ350g以上、糖度15度以上など
JA宮崎経済連が定めた厳しい基準をクリアした最高級品が『太陽のタマゴ』です。
例年4月中旬に初セリが行われ、8月下旬ごろまで出荷されます。
宮崎県のマンゴー農家・岸本和樹さんは、義理の両親の跡を継ぐ決意をし、
5年前からマンゴーの栽培に取り組んでいます。
「甘いマンゴーを作るには花が命。受粉にはミツバチを使いますが、ハチが蜜を好むような花を咲かせないと、うまく結実しません。実がついてもハウス内の温度が24度以下になると糖度が上がらないので、温度管理も徹底します。果実が全体的に赤く色づくように反射版を使って太陽光を当てる工夫もしています」
本誌では上記の詳しい解説と、他にも稲庭うどん、甲州ワインなども紹介されています!
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