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特別なときに食べるハレの料理でもなく、いつもの普段の食事でもなく、
ただ、美味しいとか、好きだとか、ということではなく、常に身近にあって食べるもの。
しかも人生や思い出と、いつも、いつでも結びついている。
それが『一生食べ続けたいひと皿』ではないでしょうか。
『ひと皿』は、その人の人生そのものかもしれません。
dancyuでは、さまざまなジャンルの99人の一生食べ続けたい料理、一生つくり続けたいレシピが紹介されています。
今回は落語家・春風亭一之輔さんの『ホワイト餃子』を紹介します。
歳を重ねるごとに食べたくなる
実家みたいな食べ物ですね
落語家・春風亭一之輔『ホワイト餃子』
実家が千葉の野田で、『ホワイト餃子』の本店があり、子どもの頃から食べているという春風亭一之輔さん。
「離乳食が終わった頃から食べているかもしれない(笑)。誕生日とか正月とかお盆とか、人が集まる時にはだいたいホワイト餃子がありました。
親が前の日に100個単位で買ってきて冷凍庫に入れておくんです。ハレの日にも食べるし、普通の日にも食べる。安直な言い方かもしれませんが、ソウルフードですかね」
中学生になると、友達と自転車で本店に食べに行ったといいます。
「部活終わってからとか。初めて友達と外食したのは、ホワイト餃子かもしれません。30個くらいは軽く食べてました。今でも20個はいけますよ。ちっちゃいし、意外なくらい軽い味だし。大学から東京なので、めったに食べえられなくなりましたが、たまに帰ると必ず買っておいてくれる。うれしいですね」
今はなかなか実家に帰れず、時々親に冷凍を送ってもらい、家で焼いて食べている一之輔さん。
「自分で焼きますよ。油が跳ねて汚れるからうちの奥さんは嫌がるんでうよ。僕の方が焼くのうまいし。
上手に焼くコツですか?包装紙に焼き方が書いてあるから、その通りにやればいいんですが、綺麗に焼くのは以外に難しい。お湯をたっぷり入れるし、油も大量に使うから、油が跳ねるんですよ。アチアチアチとか言いながら、フライパンの蓋で防御しながら焼きます。でもこのアチアチアチが美味しさにつながるから仕方ない。
焼き上がって餃子同士がくっついた感じもいい。フォルムがかわいいんですよ。同じような色合いだけどレッサーパンダなんかよりはるかに可愛い」
食べ方はごくオーソドックス。
「醤油3、酢6、辣油1くらいがいいですね。野田は醤油の町ですし、餃子はポピュラーな醤油が合うんです。最近流行の酢胡椒とかもオシャレだけど、餃子はやっぱり醤油がいい。
やや甘めの味わいのホワイト餃子は特に醤油で食べると旨いんです。だから子どもの頃は、ご飯のおかずに食べていたんですけど、酒を飲むようになってからはやっぱりビール。最高に合いますからね」
本誌では、春風亭一之輔さん以外に98名の方達の『一生食べ続けたいひと皿』が紹介されています。
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