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今号のdancyuでは、玉袋筋太郎さんが電車旅に欠かせない『つまみ』を伝授!
新幹線に乗る際には、いつも車内呑みをするそうです。
どこでどんなものを購入しているのでしょうか?
デパ地下の食品売り場から
俺の旅は始まる!
仕事でもプライベートでも地方に出かける機会の多い、玉ちゃんこと玉袋筋太郎さん。
新幹線に乗るときは、遅くとも発車30分前には東京駅に到着するといいます。
なぜなら、乗車前に大事なミッションが控えているから。
「駅に着いたら、大丸の地下へ直行。車内で呑むためのつまみを買うことから、俺の旅は始まるんです」
シャッター前で開店を待つこともしばしば。
10時にシャッターが開くと、玉ちゃんは脇目も振らず、目的のお店へ向かいます。
まずは『つきじ鈴富』で“天然鮪 赤身詰合せ”をゲット。
「新幹線に乗るときは必ず買う。二日酔いの朝にはトロなんか食えないからさ。自然と赤身に手が伸びるよね」
スーツケースを転がした観光客を軽快なステップでかわしつつ次に向かうのは、
フレンチ名店の惣菜店『ポール・ボキューズ デリ』。
ショーケースに並ぶサイコロ形のローストビーフを指差し、
「100、柚子で」と符丁のようになじみの店員さんへ伝えます。
「100gで柚子ソースをつけてって意味ね。ここのローストビーフも必ず買う1品。サイコロ型は車内で食べやすくていいんです。
俺に言わせりゃ、ローストビーフの“ブツ”ですよ。俺、ブツ好きだから。ビジュアル的にもインパクトがあるでしょ?横に座って、幕内弁当広げている人が、俺のを見て『ナニッ!?』って驚いてたもん」
この2品だけでも十分に豪勢な車内飲みができそうですが……
玉ちゃんは通路を挟んで向かい側にある生鮮食品フロアへとぐんぐん突き進みます。
「惣菜売り場だけで満足しているようじゃ、まだまだ。ワクワクしてくるつまみは、鮮魚コーナーにあるからさ」
そう言って冷蔵ケースから手にとったのは、なんと、トラフグの刺身!
これも車内呑みのつまみにしちゃうのが玉ちゃん流です。
「鮮魚売り場にまでテリトリーを広げたのは、我ながら新しい試みだと思うね。だって、俺以外に車内でフグ刺食べてる人、会ったことねえもん(笑)」
最高のつまみを揃えるだけじゃありません。
玉ちゃんは、車内でいかに美味しく食べるかをとことん突き詰めます。
「たとえば、フグの刺身にもポン酢や薬味は付いているけど、正直これじゃ足りねえ。好きなだけ足せるように、調味料や薬味は持ち歩いてる。野菜売り場で芽ねぎを買ってのせたりもするよ」
レジで会計を済ませたら、最短ルートで新幹線のホームへ。
ちなみに酒を買うのは、ホームの売店にて。
「車内で冷たいビールを呑みたいからね。いつも買うのはビールの500mlを3本、350mlを1本。350ml缶は、電車に乗る前の10分で、ホームのベンチに座って新幹線を眺めながら呑む。あとは日本酒のカップ酒。電車の中で飲むカップ酒って、1.5倍ぐらいおいしく感じるんだよね(笑)」
本誌では、玉袋さんが車内呑みをするようになったきっかけや、
実際の車内での呑み方などを紹介しています。
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