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ご飯に味噌汁、漬物に納豆、オムレツ、焼き魚。
これだよ、こういうのが食べたいんだよと、思わず笑みがこぼれる理想の朝食を鎌倉の路地裏で発見。
dancyuにて特集されている『日本一の朝食』を紹介します。
一日が笑顔になる朝食が、鎌倉にありました。

早朝だけ味わえる、“普通の最上級”
冬場ならようやく空が白む午前6時30分。
白い暖簾が表に出ると、カウンター8席の店はすぐいっぱいになります。
朝食の店が多い鎌倉でも、ひときわ早く一日を始めるのが、名酒場『よしろう』を間借りし、
宮本香保里さんが営む『朝ごはん』です。

品書きには4種の定食が並びます。
鯵の開きに焼き鮭、鯖の文化干し、そして『よしろう』名物のしらすねぎオムレツ。
しらすねぎオムレツは「朝食のおかずにできたら」と、許しを得た直伝の味です。
真ん中がこんもり高くなるよう焼き上げたオムレツは、
しらすとねぎがたっぷりで、程よい塩気がご飯によく合います。
定食は、主菜にご飯と味噌汁、漬物、小鉢が付きます。
「本当に、普通なんです」と、宮本さんは謙遜しますが、普通がいい。
旅館の朝食のように豪勢では、日常をはみ出してしまいます。
ただし、ご飯は炊きたて、味噌汁はだしから、漬物は手製の糠漬けで、
魚は港の近くまで自転車を走らせて仕入れるとびきりです。
オムレツは、注文ごとに焼くできたて!
“普通の最上級”のありがたさを、ここに集う人は皆知っています。

朝は誰もが言葉少なで、シャカシャカと卵を溶く音、
シュッシュッと大根をおろす音が静けさの中にリズムよく響きます。
淡々と、でも笑顔で、常連一見の区別のない宮本さんの接客も清々しい。
わずか3時間だけ開く、早暁の幻のような店。
過不足なく、誰もがこれぞと頷く理想の朝食がここにあります。
本誌では、各定食の詳しい解説されています。
また、一冊通して日本の最高の朝ごはんを食べられるお店などが紹介されています。
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