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今号のdancyuは『餃子の新星』を大特集!
美味しい餃子のお店の紹介はもちろん、餃子と◯◯がスゴいという特徴あるお店の特集や
おうちでできる美味しい餃子のレシピも紹介しています。
今回はその中から、荻窪『野方餃子』をピックアップします。
野方餃子/荻窪

パリッとした羽根の香ばしさと餡のピュアな甘味にご飯が進む
文:大沼聡子
撮影:竹之内祐之
餃子を相棒に、白いご飯を食べるのが好きだ。
ビールが合うのは承知の上。
皮は主食でしょう、という意見も受け入れる。
それでもやっぱり“餃子には白飯”波!
そんな同好の士たちに餃子定食が愛される「野方餃子」が
昨年12月、満を持して荻窪の路地裏に“別館”を開いた。
キリッとエッジの立った羽根の餃子は、惚れ惚れとする美しさ。
定食の白飯を片手にスタンバイ、焼きたてを味わうべし。
パリッと香ばしいインパクトを追いかけ、口の中ですっと軽やかに溶けていく。
肉と野菜が一体化した餡は甘く優しく、そのジューシーな肉汁を受け止めるお米の粒もピンと立っている。
合間に味噌汁で一息つけば、「白飯派の気持ち、わかってくれている!」と、膝を打ちたくなるのだ。
店主の大釜和也さんは、2013年に野方で「野方餃子」を開業した。
店を開くまでの2年間、「365日のうち360日、餃子をつくっていました」と当時を振り返る。
自分の味を追い求めて試作を繰り返し、たどり着いたのが白菜、豚肉、塩のみのミニマルなレシピ。
わかりやすい味になる、にらやにんにくは使わない。
シンプルな材料でも、下ごしらえや配合の比率次第で、
いかようにも味を表現できることに魅力を感じ、今の味わいが生まれた。
無骨な南部鉄器の餃子焼き器を使うのは、香ばしい焼き上がりのためかと思いきや、意外な理由だった。
「餡の味が全然違うんです。鉄には遠赤外線効果があるので、野菜と肉の甘みをじっくり引き出せるんでしょうね」
配合から焼き方まで、ストイックに味を追求してきた大釜さんだが、餃子を愛する気持ちはおおらかで温かい。
「餃子って大衆的なところがいいんです。お子さんに学生さん、おじいちゃのばあちゃんまで、いろんな人に食べに来てもらいたくて毎日焼いています」
本店のある野方とは異なる沿線に“別館”を開いたのも、さらに多くの人に食べてほしいという思いから。
飲む人も飲まない人も、大勢でも一人でも。
誰もがいつでも気軽においしい餃子を楽しめる、そんな店なのだ。
本誌では、野方餃子のさらに詳しい紹介や、他の餃子店のおすすめ、レシピも紹介されています。
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