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今日はとにかく旨い餃子が食べたい!
そんな欲望をばっちり満たしてくれて、なおかつプラスアルファの個性を兼ね備えた、
新しい楽しさに出会えるお店があります。
今号のdancyuで特集されているテーマ『餃子』。
そのなかの『餃子のスゴい店13』より、インスピレーションのスゴい餃子店を紹介します。
店主の食べたいが詰まった6種の自由な変わり種餃子
『餃子SUNSU』

何もかもが異質です。
黒板に書かれた“サバと大葉のスパイス餃子”、“ラム肉とレモングラスの爽辛餃子”など
振り切った期間限定餃子の餡は未知なる味に満ち、
“餃子”というフレームを軽々と飛び越える多彩な味わいが提供されています。
しかもそんな“餃子”がたいてい6種あるというのです。
店主の鈴木則行さんは
「僕はいつもの定番以外にも、もっといろいろな餃子が食べたくなるんですよ」と言います。
鈴木さんはダイニングバーを10年以上経営した後、『餃子SUNSU』を開店しました。
「便宜上“餃子”を歌っていますけど、気持ちとしては”包み料理”なんです。皮で何かを包む料理って世界中にたくさんあるし、まだ世の中にない味わいも無限にあるはずですよね」
定番は豚肉を使った“サンスー餃子”一種のみ。
ほかはすべて肉、魚、野菜など素材から調味まで“餃子”とは一線を画す個性ばかりです。
「気候や体調などで食べたい味は自然とわいてくる。あとはイメージした味を素材と調味で再現するだけです。ブルーチーズとパクチーなど、クセのある組み合わせも好評でしたよ」
旅好きの店主だけあって、限定餃子の発想の源は旅先の記憶のこともあるし、
素材自体に着想を得て想像を膨らませていくことも。
スタンスはいつだってニュートラルなのです。
「パターン化しないほうが面白いじゃないですか。だから旬の物も素直に使いたい」
素朴な素材の限定餃子は「反応が芳しくないこともある」と苦笑いするも、探究心は止まりません。
そしてこの店で語るべきは餡のみにあらず。
実は、真骨頂は全粒粉を数種ブレンドした自家製の茶色い皮にあります。
もちもちしてザクッと歯切れがよく、小麦の野趣も香ります。
しかも一個の重みが一般的な餃子店の倍はあろうかという重量級。
メニューにライスがないのも、さもありなん、『SUNSU』の餃子は質も量も完全食なのです。
フレームから外れてこそ拓ける地平があります。
ここは道の味に出会うことのできる、餃子の新宝島です。
本誌では他にも12の餃子店が紹介されています。
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