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ここ数年で新しく立ち上げたブランドの酒は、軽快なフレッシュさやソフトでなめらかな飲み口、みずみずしい酸など、多彩な味で飲み手を魅了します。
今号のDancyu特集記事では、ブラインドで試飲して厳選した、今をときめく個性派揃い“15蔵の逸品”をご紹介!
(文=山内聖子)
新登場注目銘柄、TOP3
KURAMOTO SE <奈良>
マスカットのような香りで日本酒の概念が覆る一本
「日本酒初心者が振り向く酒を造りたい」と蔵元杜氏の倉本隆司さんが廃業寸前の蔵の再起をかけ2018年に立ち上げた銘柄だ。
菩提酛で醸す古典製法を採用しつつ、日本酒の入り口を広げる新しい酒を追求している。
その狙い通り白ワインを思わせる鮮烈な味を一同絶賛。
「マスカット!ソーヴィニヨン・ブランみたい」(石渡)や「新しい日本酒の扉を開いた!」(増田)のほか、ペアリングのプロ千葉さんも「肴なしでも旨い」と酒質の高さに注目した。
甍(いらか) 銀・黒「誕生酒」 <長野>
心地よいフレッシュさが秀逸!昨年秋に誕生した超新星
元銀行員の佐藤圭祐さんと「大信州」の杜氏だった田中勝巳さんの異色コンビが国内外で日本酒の価値を広めたいと、酒造りに適した理想的な水が湧く場所に昨年立ち上げたばかりの新蔵。
「流行は追わない。現代の王道が目標」と米と水を素直に生かす味わいを追求する。
特に酒の鮮度の良さが高評価で「育ちの良さを感じる心地よいフレッシュさ」(緑川)、「口開けのガス感が好き!」(千葉)、「完成された若めの酒質。シャープで締まりもいい」(石渡)。
甘酸っぱくてフレッシュな人気者

彩來(さら) 純米吟醸 うす霧 無濾過 生原酒 <埼玉>
瑞々しくチャーミング!弾みをつける乾杯酒
創業1894年。2015年に蔵を継いだ五代目の北西隆一郎さんが、大量生産型の経営から少量でも高品質の酒を醸す蔵へ180度転換し、約5年かけて誕生させたブランド。
「香り・甘味・酸味のバランスを重視した」という酒で、「チャーミングな味。薄張りグラスでスタートに」(千葉)、「フレッシュで味の締りがいい。パーティーの乾杯向き」(石渡)、「最初に単体で飲みたい」(のりこ)など一杯目に推す声が多数寄せられた。
喉ごしすっきり。爽快で軽快な飲み口
理八 純米吟醸 酵母901号 <島根>
キラキラした日本海を彷彿とさせる美しい透明感
1886年創業の竹下本店から2022年に田部長右衛門さんが経営を引き継ぎ、かつて酒蔵を始めた竹下家の当主・竹下理八から命名した新銘柄で再始動。
杜氏は数々の酒蔵で修業を積んだ35歳の濱崎良太さん。目指すのは「キラキラした日本海みたいなフレッシュな酒」。
雑味が出にくい春陽米を使って透明感を表現し、増田さんは「極めて喉ごしがいい」と絶賛。
新鮮な「春菊サラダ」(ジュンイチ)や「カルパッチョ」(石渡)と合わせたい。
本誌では、さらに多くの各々ジャンルの銘柄が掲載されています。

本誌ではさらに、「実力蔵が醸す新たな名品」、他トピックでは「炭酸水で割って楽しむ新しい日本酒」を紹介しています。
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