地元に愛され続ける仙台・町中華の名店たち「看板ラーメン&こだわり定食を紹介!」

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仙台 町中華 名店
※Kappo 仙台闊歩2026-04-03 発売号 (2026年5月号)の誌面を基に記事を作成しています。

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仙台 町中華 名店

 

昔ながらの美味しさあふれる“町中華”。
今号のKappo 仙台闊歩では、「郷愁の町中華」を特集。
どんな名店が紹介されているのか、気になる内容をピックアップしてみました。

 

 

暖簾をくぐれば、そこには変わらない景色がある。
鍋を振る音、湯気、いつもの席。
何十年も前と同じように、今日も誰かの腹と心を満たしています。
町中華は、懐かしさだけで語るには足りない。
この街で生きてきた人たちの時間が、いまも息づいている場所なのです。

 

 

国分町の〆の一杯として愛される町中華のラーメン

 

仙台 町中華 名店

 

 

青葉区国分町 ラーメン・餃子 鞍山 あんしゃん

 

まだ幼い相澤光徳さんが父と母に抱かれて満州から仙台へと帰った昭和21(1946)年、焦土と化した国分町にはたくましく復興の槌音が響いていました。
続々と増える飲食店に寄り添うように、父・重三郎さんと母・とよ子さんは「丸重八百屋」を開店します。

 

その配達を手伝っていた光徳少年は、取引先である「仙台三越」の館内にあった中国料理店の料理長に見込まれ、料理を教わることとなりました。

 

どうせなら本格的に、と光徳さんは「丸重八百屋」向かいに中華料理店『鞍山』を開店。

3年後には「丸重八百屋」を改装し、ここへ腰を据えました。
幾度か改装は重ねたが、躯体そのものは八百屋時代からまったく変わっていないといいます。

 

「開店当初から、麺も餃子の皮もスープもチャーシューもぜーんぶ手作り。常に昨日よりおいしく、とは変化しているけど、時代に合わせて変えたりはしてないの。“これがいい”と言って食べてくれるお客さんがいるうちは、変えられないよねえ」

 

仕込みの手を休めず、光徳さんが言います。

 

現在、仕込みは光徳さんが、営業中の調理は息子である徳夫さんが中心です。

 

父と息子が時に並び、時に背中合わせになりながら、『鞍山』は開店の夜を迎えます。

 

国分町の〆の一杯として60年以上愛され続ける「ラーメン」は、円熟の極み。

仙台 ラーメン

 

下茹でした鶏ガラとゲンコツに鯵の煮干を加え、ふつふつと沸かさず透明なスープに。

 

開店当時から使い続ける製麺機で打つ麺は、やや加水率高めのストレート。

チャーシューは、ラーメンには肩ロース、炒飯にはモモ肉を使い分けますが、どちらも塊のまま揚げてから煮込み、最後に水飴でコーティングするから香ばしさもとびきりです。

このチャーシューがあるから、炒飯の味付けは塩、胡椒のみです。
ふっくら、ほわほわの米にネギと卵、チャーシューの三役がしっかりと旨みを放っています。

『鞍山』は光徳さんが生まれた地です。海を渡り、仙台の地で生きる相澤さん一家の歴史が、この名にこもっているのです。

 

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名物ニラレバ&タンメンを食さずにはいられない!

仙台 町中華 名店

 

青葉区大町 中華飯店 紅龍 大町店

石川善寿さんのたくましい腕はやけどの痕でいっぱいです。

 

コンロ前に立てば、すべてが高温となる中華料理の厨房。

 

頬にも大きな痕が。

 

しかしそれは、60年にわたり料理と格闘してきた石川さんの勲章でもあります。

 

「親からは反対されたけど、今となっては自分は料理人になるために生まれたんだと思ってるんだよ」

ジャンルを問わずいくつかの料理店の厨房を経験する中で、石川さんの恩人となったのが「千鳥屋製麺所」の会長だった佐々木吾郎さんです。

当時、仙台駅前の「丸光レストコーナー」にあった「青龍」から字を貰い「紅龍」と名付けた店を現在の地に開店したのは昭和43(1968)年のことです。

時代はいざなぎ景気の真っ只中でした。仙台もまた支店経済に沸き、観光ブームに沸き、“消費”そのものに沸いていました。

 

お客さんのニーズに応えるように、石川さんも店を増やしました。

 

しかし

 

「丁寧に、おいしいものを」

 

という初心と味の根幹を変えなかったから、今なお原点である『紅龍』がこれほどに愛されているのでしょう。

 

働く人々への応援歌であるランチタイムは、「ニラレバ定食」「ホイコーロー定食」「紅龍定食」が人気のトップ3。

 

豚レバーは下味をつけて衣を着せて油通しし、ニラは最後の最後にさっと和える程度に加え、シャキシャキの歯ごたえに仕上げています。

くさみのないレバーは「紅龍定食」にも活きており、キャベツやキクラゲ、タケノコといった野菜も油通しで水分をしっかり飛ばしているから、時間がたっても水が出ません。

豚肉は塊から切り出して料理ごとに最適な大きさ・厚みに揃え、やはり下味・油通しをしてあるから、柔らかく旨みが詰まっています。食材すべてに徹底した下拵えが施されており、だからこそ一気呵成な高温調理が可能なのです。

『紅龍』の汁そばは清湯(マオタン)を使うものが多いですが、毛湯(モータン)のどっしりとした旨みを活かした一杯が「紅龍タンメン」です。彩り豊かな野菜と豚肉、それに海老やイカ、季節の貝などが入ります。

肉の旨みと野菜の甘みをしっかり感じるスープに海鮮が、長崎ちゃんぽんにも似たコクを生んでいます。

「お客さんの格好を見るとね、“ああ、仕事頑張ってきたんだな”とか“体調悪そうだな”とか分かるんだよ。だからお客さんの様子に合わせて少しだけ塩気を強くしたり、あっさりと仕上げたり、そういう工夫をするの。どんな時でも“おいしかった!”って帰ってほしいじゃない」

うまい中華料理は、町の活力なのです。

 

【紅龍・店舗情報】

住所:仙台市青葉区大町2-7-15
TEL:022-222-9908
営業時間:11:00〜14:30LO、17:00〜21:00(20:30LO)
定休日:日曜、祝日
その他:駐車場なし/120席/予約可
予算目安:昼 1,000円、夜 2,500円
禁煙情報:全席禁煙

MENU

  • とりからあげ(4個) 800円
  • 牛肉とニンニクの芽の炒め 2,400円
  • 元祖冷やし中華 850円
  • 半チャンラーメン 1,150円

関連ランキング:中華料理 | 大町西公園駅青葉通一番町駅国際センター駅

 

まだまだ町中華の紹介は続きます。どんな中華料理が紹介されるのか…ぜひ本誌でご確認ください。

 

もっと知りたい方へ!仙台の街中華ランキングを紹介

本誌でご紹介した名店はもちろん、仙台にはまだまだ魅力的な中華料理店がたくさんあります。
食べログまとめの「仙台市で地元民から人気の中華料理!仙台駅近くのお店など20選」では、地元民が足繁く通う地域密着のお店がエリア別に紹介されています。

ぜひあわせてチェックして、お気に入りのお店を見つけてみてくださいね!


 

本誌では他にも、みやぎ食材歴史紀行、などを紹介されています。

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