わたし時間
『腰痛は動いて直す』
一生元気で歩くために腰痛をなんとかしたい!
腰痛やぎっくり腰などへの不安から、できるだけ動かないようにしていませんか?
実は、腰痛の多くは、むしろ
「動かす」ことが大事だと
整形外科医・医学博士の松平浩先生は話します。
「ほとんどの腰痛にとって、”安静は百害あって一利なし”です」
慢性の腰痛に限らず、痛みがつよいぎっくり腰も、寝て過ごしていいのは2日間までだそう。
直後から、少しずつでも、できる範囲で動かした方が良いとのこと。
痛みに対する不安や恐れから腰をかばったままでいると、
歩行機能などが低下するロコモティブシンドロームが進行する心配もあるそうです。
(※症状によるので、無理せず病院で受診して判断してください)
腰痛タイプを見極める

以下のチェックリストをまずは行ってみてください。
ひとつでも当てはまる腰痛の場合、セルフケアでは治らない可能性があるため、
なるべく早く医師の診察を受けるようにしましょう。
・転倒、尻もちのあとから痛みだし、日常生活に支障がある →骨折の可能性 ・65歳以上で、朝起き上がるときに背中や腰に痛みがある →骨粗しょう症による骨折の可能性 ・横になっても痛い。鎮静剤を使用しても長くは効かない →癌や脊髄の重篤な病気などの可能性 ・痛みやしびれが、お尻からひざ下まで広がっている →椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症の可能性 ・肛門や性器周辺が熱くなったり、しびれる。または、尿が出にくかったり、尿もれがする。 →重度の椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症の可能性 ・つま先だけ、かかとだけで歩くことができない。足の脱力がある →重度の椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症の可能性 →急激な筋力低下は、脳や脊髄の病気の可能性
チェックがある方は、不安になりすぎず、まずは医師に診てもらいましょう。
自分で治せるタイプの方は、簡単体操で背骨や筋肉にアプローチしましょう。 本誌では簡単体操の詳細をご覧いただけます。 
]]>