
ゆほびか
【脳の大掃除】認知症とは『脳の糖尿病』!? ごはんを食べたことを忘れてしまう理由
最近、物忘れが多い、物事に集中できない……そう感じたとき、年齢のせいにするのは早計です。 実は日々生活する中で、知らず知らずのうちに脳にも『ゴミ』がたまって、物忘れや認知症につながることがわかっています。 また、脳が散らかっているとモヤモヤ、イライラ、落ち込みといった心の問題にもつながります。 今回の「ゆほびか」では医師をはじめとした専門家たちが、脳の大掃除術をアドバイス! まずは認知症について深く知ることが大切です。ゴミが出現する以前に手を撃たなければいけない
認知症の中で最も多いタイプのアルツハイマー型認知症は 『脳のゴミ』と呼ばれる『アミロイドβ』というたんぱく質が原因物質だと考えられています。
京浜病院院長の熊谷賴佳先生によると
各国の製薬会社はこぞってアミロイドβを除去する薬の研究に励み、ついに完成させましたが アミロイドβを取り除いても、認知症の改善にはそれほど役立ってはいないという結果が出ています。
とはいえ、認知症の人の脳にはアミロイドβがシミ状になって多く出現しているのは事実。 ゴミを取っただけでは脳の機能が改善しないということは、 ゴミが出現する以前に手を撃たなければいけないということ。
熊谷先生は脳と食事の関係に注目し、脳の栄養障害の治療に取り組むようになりました。
そうすると、寝たきりだったかたが歩けるようになったり、
まったく話ができなかった患者さんが家族や病院スタッフと会話ができるほど回復するケースが出てきたそうです。
ポイントは『必要な栄養分をしっかり脳に入れ、余計なものは脳に入れない』ということ。
認知症とは『脳の糖尿病』
アルツハイマー型認知症の方は、食事を終えたそばから食べ物を欲しがることがありますが、 これは『食べたことを忘れている』というより、本当におなかがすいたと感じているからこその言動だと 熊谷先生は考えました。 患者さんの血糖値を測ってみると、健康な人の血糖値は空腹時に最も低くなり、 食後から速やかに上昇し、食後2時間かけてゆっくりと正常値に戻っていきます。 しかし、認知症の人の血糖値は、空腹時は正常よりやや高めで、食後2時間後には空腹時より下がっているそうです。 血糖値が下がった時に空腹感を覚えるので、認知症の人たちは食後血糖値が下がり、 空腹感を覚えて「おなかすいた」と主張しているのだと解説します。 世界各国のさまざまな研究では、アルツハイマーと糖尿病には関係性があることが実証されており、 この2つの病気は『インスリン』というホルモンが大きく関係します。 インスリンの働きが悪くなって、血中の糖の濃度が常に高い状態になるのが糖尿病ですが、 熊谷先生は脳でこれが起こると、認知症を発症するのではないかと考えたそうです。
アルツハイマー=『脳の糖尿病』だと解説する熊谷先生。 なんと、甘い食べ物の食べ過ぎで脳の機能が狂い、アルツハイマーにつながるのでは、ということも本誌にて解説しています。 こちらからお読みいただけます。

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