
この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。
認知症もがんも克服可能!?
老化はもはや『治療できる病気』になる最新研究
『人生100年時代』が叫ばれるようになったのも束の間、
研究者の間では「人間が120歳まで生きる」というのはわりと現実的だと考えられているそうです。
世界中で活発化する老化研究の最前線を探ります!
老化はもはや「治療できる病気」に
最新研究が示す未来の姿とは?
昨今、老化が制御できる可能性がにわかに現実味を帯びてきました。
医療未来学者で医師の奥真也氏はこう話します。
「2016年にはアメリカの研究チームが『人類の年齢の限界は115歳』という論文を発表しましたし、150歳はムリだとしても120歳は現実的な数字だと思います」
公衆衛生の発達や医療の進歩で現代人の寿命は延び続けてきました。
そして今後、老化の研究がさらに平均寿命を延ばすかもしれないといわれ、世界中で今注目されています。
特にアメリカではロンジェビティ(長寿)ビジネスのスタートアップが次々に登場し、一種の成長産業に。
「もともとは2000年頃が一つの境目だったのですが、遺伝子解析技術が進んだことで老化現象に対してピンポイントで成功事例が出てきつつあります。もちろん老化は複雑なプロセスなので、何かが一つうまくいっても寿命が急激に延びたりはしません。完全に老化を制御するにはまだまだ時間がかかる」
がんの薬でも20、30年前に始まった研究が今、花開いているように
2040年頃には何かしらの成果が出ているかもしれません。
さまざまな研究が進んでいる
いまだ研究段階とはいえ、これまでは『老化=自然現象』という認識だったのが、
海外ではもはや『老化=治療できる病気』という考えに変わりつつあるのは確かだそうです。
老化そのものを制御したり病気の発症を防ぐ、抗老化作用がある薬や治療法の研究が進んでいます。
老化制御の研究にはどのようなものがあるのでしょうか。
生命科学者でバイオベンチャー『ジーンクエスト』代表の高橋祥子氏が話します。
「一番進んでいるのは、代謝をコントロールして老化を制御する研究です。カロリー制限で遺伝子発現がどう変化するのかがわかって、その変化と同じような効果を得られる食事や薬の成分が研究され始めています」
なかでも一番注目されているのが、糖尿病の薬『メトホルミン』だそうです。
「抗老化作用があるとわかり、アメリカでは臨床試験が進んでいます。糖尿病ではなく老化に対して処方される時代がすぐそこまで来ている状況なのです」
ほかにも老化の原因となる『老化細胞』(ダメージを受けて増殖できなくなった細胞)を
ピンポイントで除去する薬の開発などさまざまな研究が進められています。
「再生医療によって人体を修復する研究や、『エピゲノム』と呼ばれる遺伝子の働きを決める仕組みをコントロールすることで若返りを図る研究など、さまざまなアプローチがあります」
今後さまざまな研究が進められ、老化=病気として捉えられ治療する感覚が日本でも出てくるのかもしれません。
記事の続きはこちらからお読みいただけます。

この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。







