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9人に一人は乳がんになると言われる時代。
罹患した場合にどうなるのか、どんな準備が必要かといった知識は、全女性が知っておくべきでしょう。
発見から遺伝子検査による予防切除まで、自身の経験を料理家の栗原友さんが語っています。
グアム旅行中に気づいたしこり
料理家の栗原友さんは2年前に乳がんの手術を行ったばかり。
まだ保育園に通う愛娘と、立ち上げた事業のことが頭でいっぱいの時期でした。
働き盛りの40代に乳がんが発見され、遺伝子検査を経て、
乳がんの手術と同時に反対側の乳房と、卵巣の予防的切除も行いました。
かなり悪性度が高かった、と彼女は語ります。

自身の乳がんに気づいたきっかけは2年前のグアム旅行に行っていたとき。
「不摂生がたたって、びっくりするような体重まで増えてしまったんですよ(笑)。これはまずいとジムに入会して1年で14キロ落としたんです。痩せて服を好きに選べるようになった記念にとグアムに行ったんですね。プールサイドでカクテルを飲んで、オイルを塗っていたら左胸に違和感がある。よくパチンコ玉くらいのしこりがなんて言いますが、それよりも大きい感じ。押しても痛くもなんともないけれど、これはがんだと確信しました」
帰国してすぐ検査を受け、その結果が出る前にセカンドオピニオンも準備したという行動の早さ。
告知されたときも衝撃はなく、「やっぱり」と淡々と受け止めたそうです。
「私はもともとポジティブな方ではなく、普段から最悪を想定して動くタイプなんです。だから、“なんで私ががんに?”という想いはなかったですね」
告知を受けた頃、栗原さんの父親もがんで余命宣告を受け、終活をしていた頃でした。
それで母親の心配材料を増やしたくないとギリギリまで両親には乳がんを伝えず、
手術のことや遺伝子検査のことも一人でサクサク決めたそうです。
当時、不妊治療を受けていた栗原さん。
遺伝子検査の結果、卵巣がんや乳がんを発症する可能性が高いことも判明しました。
それを受け、予防切除をする決意をします。
「しこりのなかった右胸も、切除したところステージゼロのがん細胞が発見された。切除を躊躇して卵巣がんになって後悔するのも嫌でしたし、やってよかったなと思います。また乳がんになる可能性もありますが、その場合もシリコンで再建した胸の上にできるので、エコーで発見しやすいんですよ。ドキドキしながら生きるより、さっさと不安材料を取り除いて生きる方が気楽だなと思いました」
本誌では栗原さんの4歳の娘や友人、信頼できる病院スタッフによって支えられた治療期間についても語っています。
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