《夏の体づくり》気をつけたい夏の4大不調とケア方法

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現代の夏の不調は、一筋縄ではいきません。

年々過酷になる夏の気候、さらに長引くコロナ禍も心身にじわじわと影響を与えており、
今夏は一層の対策が必要です。

 

神経内科医の久手堅司さんはこう話します。

「たとえば、気象病の症状のひとつである頭痛を取り上げても、コロナ禍で生活環境が大きく変化した影響で、症状がより強く現れる人が増えている傾向があります」

 

例年以上に体をいたわって、同時に心のメンテナンスも必要となってきます。

 

「今年も早い時期から気温が上下したり、気圧や湿度が変化したりと、自律神経に負担がかかる日々が続いています。今まで不調を感じていなかった人も気を付けるに越したことはありません」

 

クロワッサンでは、夏に負けないカラダ作りについて特集しています。

 

気をつけたい夏の4大不調

 

 

気象病

 

気圧や気温が大きく変化すると頭がズキズキと痛くなったり、めまい、全身倦怠感などが起こるのが気象病。

一番多いのは頭痛で、症状がひどくなると朝起きられず、仕事を休まざるを得ない人も。

 

原因は気圧の変動による影響です。

 

「普段の生活で気圧を感じることはありませんが、実は人間の体には1平方メートルあたり10トンもの圧力がかかっています。そして体内からも同じ圧力で押し返してバランスを保っていますが、気圧が大きく変動すると均衡が崩れて耳の奥にある内耳を刺激。その状態が脳に伝わり自律神経が乱れ、さまざまな症状が起こります」

 

冷房病・寒暖差疲労

 

温度差で起こる不調が寒暖差疲労。

一日の最低気温と最高気温、前日比や1週間ほどの期間、室内外などいたるところに温度差があり、
いずれも7度以上の差が生じると自律神経がオーバーワークになり、うまく対応できなくなります。

 

頭痛、めまい、倦怠感は気象病と共通しますが、なによりも冷え性が強く現れるとのこと。

冷房病も寒暖差疲労の一種だそうです。

 

気分の落ち込み

 

気候などの環境による外因、喜怒哀楽の感情による内因、
過労や不摂生による不内外因の3つが影響すると気分が落ち込みます。

 

夏の不調は以前は暑さや湿度などといった外因の比重が高かったのですが、
今はコロナ禍による日常生活の変化、将来や社会情勢への不安なども重なり、
内因、不内外因も重なるトリプルパンチとなっています。

 

心身ともに気・血、すなわちエネルギーや血液の巡りが悪くなり、
今まで睡眠や体調に問題がなかった人も眠れなくなったり、
イライラして怒りっぽくなったり、中には抑うつ傾向に陥る人もいます。

 

熱中症

 

夏は汗をかいて熱を放出することで体温が一定に保たれますが、
気温が25度以上、湿度が70~80%と高くなると汗をかきにくくなったり、かけなくなるリスクが。

すると体内に熱が過剰にこもり、顔がほてる、体がだるくなる、フラつくなど熱中症の症状を起こしやすくなります。

 

また、気象病など自律神経系の不調がある人は、切り替えがうまくいかず発汗しにくい体になっていて
熱中症になりやすいというので、注意が必要です。

 

 

東京女子医科大学附属 東洋医学研究所の所長・教授の木村容子先生はこう話します。

「湿度が高く蒸し暑いと汗が気化せず肌表面に残るため、水分が足りないことに気づかず、知らずに脱水症状を起こしていることもあります。

喉の渇きをはじめいつもよりも尿の色が濃かったり、尿量が少なくなっている場合などは、こまめに少しずつ水を飲んで体の中の水分を不足させないことです」

 

夏の不調をリセットするためのケア法

 

 

本誌では、気分転換の時間の確保や不調をためない日々のリセット、
衣類の工夫、積極的に汗をかく暑熱順化、栄養や食事などさまざまな視点でのケア方法が紹介されています。

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