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人生の残りの時間を「最高の老後」にしたい…
誰しもがそう願うはず。
しかし、ひとたび病気になってしまうと、思う通りの余生は送れません。
今の健康を失わないための、年代別・男女別の対策を西崎クリニック院長の岡田定先生が解説しています。
何もせずに一生元気なんてあり得ない
多くの人が勘違いしていますが、健康を損なう原因は『遺伝』や『たまたま運が悪かったから』ではなく
圧倒的に『生活習慣』の影響が大きい、という事実を
岡田先生ははこれまで数万人の患者を診てきたことで強く実感しているそうです。
「元気な高齢者とそうでない人の差は第一に、生活習慣をきちんと考えているかどうかにあるのです。何も考えずに暮らしていて、たまたま年をとっても元気で健康という人は少数です」
生活習慣の中でリスクが一番高いのは喫煙、2番目が飲酒。
また見落としがちなのは食事と運動と睡眠、そしてストレスです。
生活習慣病は本格的な疾患の入口であり、その発生にはそうした要因のどれか一つではなく、
複数の要因が関わっています。
食習慣にはじまり、運動すること、睡眠をしっかり取ること、ストレスを避けること。
こうした生活習慣のマネジメントができているかどうかが、高齢になったときの健康状態を決めるといいます。
食事面では炭水化物を摂りすぎず、野菜をしっかり摂り、動物性脂肪は控えめにし、食物繊維をたくさん摂ること。
運動については、軽い体操や、「1駅分歩く」などをお勧めしています。
大事なのは運動しようという意識をもち、まず一つ何かをすること。
日々のストレスが大きいと免疫力が下がってしまいます。
本誌では男女別・年代別でかかりやすい大病ロードマップも掲載されています。
40代の時間を奪う健康リスク
無理な生活習慣で突然病気が発症することも

30代と同じ食生活に体が耐えられない
40代で、まず気をつけなければいけないのは「肥満」。
BMIが25を超えると、さまざまな病気の原因になるので
健康的な将来を考えるなら、肥満を病気と捉えたほうがいいとのこと。
肥満は高血圧や糖尿病、脂質異常症などを引き起こし、それが心筋梗塞や脳梗塞につながります。
腰痛やひざ関節痛、さらに睡眠時無呼吸症候群の原因にもなったり、
がんになりやすくなることもわかっています。
40代はまだ体力もあり、頭もしっかりしています。
お酒をたくさん飲んで肉ばかり食べていても、容易には深刻な病気には至らないものです。
ただしそれはいつまでも続きません。
お酒や肉食が過ぎると動脈硬化が進み、いずれ体に影響が出ています。
病気は長年の積み重ねから発生します。
今の時点だけを見て「何で病気になったんだろう」と言っている方が多いのですが、
まだ元気なうちから生活習慣を整えることが大切です。
2023年絶対やるべき習慣
肥満対策…甘いものが食べたくなったら腹の肉をつまみ、心を律する
高血圧対策…ラーメンのスープは飲まない、など減塩した食生活でコントロール
鉄欠乏対策…鉄分の多い食事を心がけ、時にサプリを飲んで補う
本誌では50代、60代、70代の方の時間を奪う健康リスクややるべき習慣なども掲載されています。
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