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仲間が心臓停止、呼吸停止になってしまった……
近くにAED(自動対外式除細動器)もない…
こんなとき、救急車が到着するまで、どうしますか?
仲間を助けることはできるでしょうか?
人間の脳は、2分以内に『心肺蘇生』を開始できれば救命率は約90%、
4分で約50%、5分で約25%になるといわれています。
なので心臓停止、呼吸停止となれば、できるだけ早く心肺蘇生を行わなければなりません。
いざというときのため、その技術を身につけておきましょう。
止まった心臓に代わり
血液・酸素を脳に送るポンプの役割が心臓蘇生法
消防庁によると、救急車が現場に到着するまでにかかる、おおよその時間は8、9分。
全国平均なので、山奥のキャンプ場ならさらに時間がかかります。
『心肺蘇生法』は、呼吸が止まり、心臓も動いていないと思われる人への、命を救うための技術。
脳は心臓が止まると15秒以内に意識がなくなり、その状態が3~4分以上続くと回復が困難になるといわれています。
つまり、止まった心臓に代わって血液・酸素を脳に送るポンプの役割をするのが心臓蘇生法です。
心臓停止、呼吸停止になって倒れている人を、救急車がくるまで見ているだけなら
最悪の結果になってしまいます。
そうならないように心肺蘇生法の技術を身につけておくことが大切です。
心肺蘇生法の手順

実際に行う心肺蘇生法は『人工呼吸』を2回行ったら『心臓マッサージ』を30回繰り返し行います。
しかし、近年の新型コロナウイルスなど、さまざまな感染症流行により、
人口呼吸は訓練を受けた人が行うのが望ましいとされるようになりました。
今回は人口呼吸を行わない心肺蘇生法を紹介します。
(1)倒れている人の反応を見る
肩をたたき、「大丈夫ですか!」「大丈夫ですか!!」「大丈夫ですか!!!」と
しだいに声を大きくして、意識があるか確認する。
↓
反応しない、意識がないときは「だれか来て!人が倒れています!」と周囲に大声で助けを求めます。
↓
人が来てくれたら「119番通報してください!」、「AEDがあれば持ってきてください!」と呼びかけます。
(2)呼吸しているかを見る
「普通に呼吸しているか」、「胸や腹が上下しているか」、10秒以内に確認します。
「胸や腹の動きがない」、「動きがあるかどうか判断に迷う」ときはすぐに心臓マッサージ(胸骨圧迫)を開始。
※心臓が確実に動いている人には絶対に行わないこと
(3)心臓マッサージをする

正しい姿勢と方法で、テンポよく胸骨を圧迫します。
[1]心臓を圧迫するときの両手を組んだ形をつくります。
[2]心臓マッサージをするときの手の位置を確認します。
目線は乳頭と乳頭を結ぶ線の真ん中から少し足側の位置。
ここに組んだ手のひらを置きます。
[3]姿勢は上体をかぶせるように構えて、ひじは曲げず、垂直に力を加えます。
※胸が約5cm(子供の場合は3センチ)沈むくらいの強さで1分間に100~120回のテンポで押します。
乳幼児の場合は、片手の手のひらで押すとよいです。
[4]医師や救急隊と交代するまで、絶え間なく続けます
※周囲に人がいるなら、交代しながら続けます。
※倒れている人が出血していたり、吐いた汚物がついている場合は、
感染症の心配があるので、両手をレジ袋などで覆って行うとよいでしょう。
心肺蘇生法を行うときは、一つ一つすべての動作を声に出し、確認しながら行うとよいでしょう。
また、心臓マッサージの回数も声に出して行うのがよいでしょう。
機会があれば、消防署などで開かれる『心肺蘇生法やAEDの使い方講座』などに参加してみましょう。
本誌では心肺蘇生法をイラスト付きでわかりやすく説明しています。
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