《体の不調の見つけ方》健康診断でとくに注目したい項目、測定法・検査でわかること

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どんなに見た目が若くても、自覚がなくても、体は年々変化していきます。

その変化を知るために欠かせないのが、定期的な健康診断。

 

ゆうゆうでは、地域の健診でわかること、わからないこと、女性は受けたほうがいい健診や病気の見つけ方などについて
産婦人科の対馬ルリ子先生が解説しています。

 

年に一度の健康診断で病気の早期発見を

 

 

どんなに元気に見えても、加齢とともに体の機能は衰えてきます。

 

「自分では気づかない体の変化を教えてくれるのが、健康診断です。自治体や勤務先での年一度の健康診断は必ず受けて、きちんと結果を確認しましょう

 

健康診断には、体の健康状態を知るための『健診』と、特定の病気を早期発見するための『検診』があります。

 

「健診で測定する血圧や悪玉コレステロール値などは、数値が高いと動脈硬化症の原因に。前年、前々年の結果と比べて数値が上がっていたら、かかりつけ医に相談しましょう」

 

一方、検診は大腸がん、胃がん、肺がん、子宮頸がん、乳がんが一般的。

 

「大腸がん、子宮頸がん、乳がんの検診は、検診が死亡率を下げるというエビデンス(科学的根拠)があります。実際、8割の人が乳がん検診を受けるアメリカでは乳がんの死亡率も下がっています。日本では4割しか受けておらず、死亡率が下がらない。検診がどんなに大事か明白です」

 

前年の検査結果からの変化に着目しましょう

 

 

健康診断でとくに注目したい項目と、測定法・検査でわかることがこちら。

 

(1)体重

 

身長、体重を測定し、BMI(肥満度)「体重kg÷(身長m×身長m)」を計算。

女性の肥満は単純肥満のほか、甲状腺機能低下症(橋本病など)が原因のことも。

やせすぎも、甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)や膠原病、他の可能性が。

体脂肪率もあわせて調べると隠れ肥満がわかります。

 

(2)血圧

 

時間や天候、食事、ストレスなどで変動するため、食事は1時間前、トイレは5分前にはすませ、安静な状態で測定。

血圧が継続して高い場合、動脈硬化、脳出血、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞、腎不全など生活習慣病の原因に。

低血圧の場合は、自覚症状がなければ問題なし。

 

(3)LDL-C(悪玉コレステロール)

 

LDL-Cは、いわゆる『悪玉コレステロール』

増えすぎると血管壁にたまり、過酸化脂質になって動脈硬化を進行させ、
心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などを引き起こす原因になります。

血液検査でLDL-Cを定期的に測定することで、動脈硬化が進んでいないかがチェックできます。

 

(4)HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)

 

血液検査で測定。

血糖値が高くなると血液中のブドウ糖がヘモグロビンと結合してHbA1cに変わります。

そのため、HbA1cの測定値が高い=血糖値が高いと判定されます。

HbA1c値が高いと、糖尿病、腎不全、異常ヘモグロビン血症、低すぎると消化器系がん、肝硬変などが疑われます。

 

(5)AST(GOT)、ALT(GPT)

 

血液検査で測定。

ASTもALTも肝臓で作られ、アミノ酸を作る働きをする酵素。

肝臓の細胞や組織が損傷すると、血液内にASTやALTが大量に放出されます。

ASTの数値が上がると肝臓、心筋、腎臓、骨格筋などの細胞に、ALTの数値が上がると肝細胞に、異常が疑われます。

 

(6)クレアチニン

 

血液検査で測定。

体内でエネルギーとして使われたタンパク質の残りがクレアチニンで、肝臓で濾過され、尿中に排泄されます。

肝臓機能が低下すると、クレアチニンの値が上がります。

高値の場合は、腎不全、急性腎炎、慢性腎炎、腎盂腎炎などの可能性があります。

 


 

本誌では、健診の数値結果の見方や自律神経の整え方、フェムゾーンのトラブル相談なども掲載されています。

 

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