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最近、『ご自愛』していますか?
なにわ男子の西畑大吾くんが表紙の今回のananでは、『ご自愛&養生のススメ』を特集しています。
その中から、識者が語るご自愛のススメについてピックアップします。
自分に合ったご自愛法によって感情の波が穏やかに
心理カウンセラー・メンタルトレーナー 中元日芽香
心理カウンセラー・メンタルトレーナーの中元日芽香さんが自分を愛する“ご自愛”の大切さに初めて気づいたのは、
以前所属していた乃木坂46時代に、体調を崩してお休みしていた時期だったそう。
お休み前の中元さんは、
周りから「頑張りすぎているんじゃない?」「そんなに無理しなくてもいいんだよ」といたわりの言葉をかけられても、
その優しさを素直に受け取れず「もっと頑張らないと、ダメになってしまう」と
攻撃の矢印を自分に向けてしまっていたそう。
「今思えば不調のサインだったのですが、睡眠が上手く取れなくなっても、エナジードリンクを飲みなんとか乗り切る日々でした。ついに体が動かなくなりお休みをいただいたのですが、それでも最初の頃はまだ『今頃みんな仕事をしているんだろうな。なのに私は寝ていて情けない』と…。
でもだんだんとファンのみなさんもスタッフの方々も、そして私自身もこんな状態を望んでいないと気づき、健康的で長く穏やかにお仕事を続けていこうという考えへシフトできました」
心身の健康をないがしろにしない・自分の本当の声を聞く
無理していたころの中元さんは、人に迷惑をかけないことや、お仕事への責任感・達成感の優先順位が高く、
心身の健康をないがしろにしていたといいます。
「でも結局、人は走り続けることはできないんです。これを読んでくださっている読者の方々はおそらくセルフケアに関心があり、すでにその大切さに気づかされているのではないでしょうか。
次は、ご自身の声を聞いてあげてください。
今、心理カウンセラーとしてお話を聞く立場になり『今が頑張り時だ』『人に迷惑を掛けないことが何よりも大事』と思っている方ほど、休みたいという本音を後回しにしてしまうように感じます。休みたい時は無理せずに。しっかり休んで初めて、頑張りたい時に頑張れる自分になれるのだと思います」
心身の不調のサインが出たら先回りしてケアする
もし、お休みの日をずっと寝て過ごしていたことに対して、
『せっかくの休日を無駄にしてしまった、怠けてしまった…』と罪悪感のようなものを抱く方がいたら、
その行動を否定するのではなく
『そのくらい疲れていたんだ、明日からまた頑張るための休息が取れてよかった』
『何かに没頭して仕事から離れたかったんだ』と思えると、
その日を悪い気分で終わらせずに済むのでは?とのこと。
週末休んでも倦怠感が抜けないだとか、なぜか涙が出てしまうなど
感情がコントロールできないといった心身の不調のサインが出たら、
深刻な状態になってしまう前に先回りしてケアしてあげましょう。
自分なりのご自愛法を見つける
「私自身のご自愛術は、仕事のはじめにコーヒーを飲みスイッチを入れ、仕事終わりには好きなお香をたいてスイッチをオフにすること。そして、1ヶ月に1日は何もしない日を作っています。
気分が落ち切る前にセルフケアできるご自愛術を持てたことで、感情のコントロールがしやすくなり起伏が穏やかになってきたように感じます。
しかし、年齢を重ねていくについれて体力が落ちてきたり、ホルモンバランスが変わったり、ライフイベントによって取り巻く環境も変化します。自分に合ういいご自愛の方法が見つかったら“これで完成”ではなく、その方法をもとに、自分の喜ばせ方をアップデートしていきましょう」

本誌では精神科医のご自愛法や、料理家・管理栄養士の長谷川あかりさん提案の養生朝ごはんなどが紹介されています。
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