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倦怠感、自信喪失、怒りっぽい、パニック、イライラ、悲観的、
情緒不安定、もの忘れ、集中力低下、不安…
更年期の症状による生活への支障はさまざま。
そして、更年期や閉経に関する情報があふれていても、実際に体感すると大違い。
さらに知りたいことが増えてきます。
人に聞いた話やネットで見かけたこと、本当がどうか知りたい、
私の場合とだいぶ違うなど、疑問がどんどん出てくるのに
なかなか聞く機会がない方へ、MyAgeでは産婦人科の医師お二人がお答えしています。
更年期の基礎知識
「私って更年期…?」

Q. 45歳です。私って今、更年期なの?
A. 基礎体温を記録して、高温期がなくなったらほぼ更年期
確実に知るには卵胞刺激ホルモン(FSH)の数値を測り、2桁を超えたら更年期
吉形玲美先生はこう解説します。
「更年期に入っているかどうかは、基礎体温を記録しているとわかりやすいです。若い頃は、低温期と高温期がはっきり分かれ、高温期になる直前に排卵が起きます。
更年期には、低温期と高温期の周期が短くなり、徐々に高温期がなくなっていきます。閉経までは基礎体温つける意義が大いにあります。
また、私たち医師は、卵胞刺激ホルモン(FSH)の数値を更年期に入っている目安にします。FSHは、脳が卵巣に対して『ホルモンを出して!』と指令するホルモン。女性ホルモンの分泌が少なくなると、まず先にこのFSHの値が高くなります。2桁を超えたらほぼ更年期レベルにあると判断します。確実に知りたい人は、婦人科を受診すると、血液検査で調べてもらえます」
ちなみに、女性ホルモンの“揺らぎ”が始まった頃が『プレ更年期』。
揺らぎながら急激に減っていくのが『更年期』。
「 もちろん、女性ホルモン『エストロゲン(E2)』の数値も、更年期の基準に。
そもそも、女性ホルモンが揺らぎながら、急激に減っていく時期を更年期と呼び、婦人科などの医療機関で診断にも使われます。更年期よりも前、ホルモンの揺らぎが始まった頃は『プレ更年期』と言ったりしますが、こちらは医療用語ではないので、はっきりした診断の基準は無いことも覚えておきましょう」
更年期の症状
ホットフラッシュ・多汗・ほてり・冷え

Q. ホットフラッシュが起こるのはなぜ?
ならない人もいるのに、なぜ私だけ?
A. 自律神経が乱れて体温調節ができなくなるためです。
症状が出やすいタイプかもしれません。
「ホットフラッシュは、エストロゲンの減少による自律神経の乱れが原因です。
自律神経は、呼吸や心拍、血流、血管の調整など、身体の機能をコントロールしています。女性ホルモンの分泌は、脳の視床下部が司令塔で、これが自律神経と深く関わっているために、ホットフラッシュ等の血管運動神経症状が出ると言われます。
症状の出やすさは、血流の悪さなども影響しますが、イライラし、やすかったり、緊張しやすい、過度なストレスを抱えている人などは出やすい傾向に。 自律神経を整えるようなヨガや呼吸法なども予防としてお勧めです」
メンタルダウン

Q. 職場で集中力も段取り力も低下。もう仕事は無理?
A. 更年期を理由に退職する必要はありません。
「 日本人の閉経年齢の中央値は50.54歳。そこから考えると更年期の平均は45~55歳あたりに。
この年代はちょうど仕事で管理職など責任のある立場になる年齢でもあります。実際に私のクリニックにも、仕事に支障をきたすほどのメンタルダウンに悩んで、来院する更年期世代の人が多くいます。それを理由にそのポストを断念したり、退職したりする必要はありません。
更年期であることをひたすら隠すのではなく、周りに一定の理解をしてもらいつつ、健康管理をするのも社会人の義務です。今はホルモン補充療法(HRT)などを選ぶことで、楽になる人がたくさんいます。
治療を積極的に受けることも大切です。更年期の知名度は上がってきていますが、もっと理解のある社会になっていくといいですね」
本誌では2名の医師が、他にも更年期の悩みについてたっぷり解説しています。
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