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現代人が陥りやすい『座りすぎ』。
めぐりが悪く、滞りやすい……
悲しいかな、それが現代を生きる私たちのボディが持つ傾向。
その状態を引き起こす大きな要因となっている、長すぎる座位行動のリスクについて知っておきましょう。
Harper’s BAZAARにて特集されている、座りすぎによる健康リスクについて紹介します。
効率化・便利すぎるが故に健康リスクが上がった現代
世の中にデジタルデバイスや便利なガジェットが普及した今。
コロナ禍を経てリモートで活動する機会も増え、生活はより効率化を図る方向へとシフトしています。
そんな変化を喜ばしく捉えたい一方で、心地よいボディケアのために見逃せない事実がひとつ。
現代人は座りすぎているというのです。
「しかもその時間が長くなればなるほど、致命的な健康リスクが増すことが判明しているんです」と、
早稲田大学スポーツ科学学術院の岡浩一郎先生。
「腰痛や肩こりはもちろん、肥満や高血圧、糖尿病といった命に関わる疾病へつながる不調と密接に関連。女性では子宮筋腫にかかる確率が約2倍になるとの報告も」
いくら背筋を伸ばした“よい姿勢”で座ったとしても、そけい部や股関節は圧迫された状態に。
全身の中で最も大きい下肢の筋肉が活動を停止するため血流が悪化し、重大な病へつながりやすくなるというのです。
「移動の機会が格段に減り、掃除や洗濯も指1本、下手をすれば声ひとつで済んでしまう。運動時間より、日常のちょっとした動きが激減したことがこの事態を引き起こしています」
問題は、同じ姿勢をキープしすぎること。
例えばデスクワークの最中、足踏みやかかと上げといった簡単なエクササイズをこまめに取り入れるだけでも、
病のリスクの軽減につながります。
また血糖値や中性脂肪を下げる働きのあるコーヒーでブレークタイムを取るのもおすすめだそう。
血流が改善すれば、美容にもいいことづくめ。
座りすぎによる健康リスクを減らす3つの鍵
(1)強度より頻度、がキーワード
起床中の5%程度にしか満たないトレーニング時間を増やすより、日常の中で頻繁に動くことのほうが急務。
座りすぎの自覚がある人は、電車やバスでなるべく立つほか、
時間があればひと駅分歩くことなどを心掛けてみるのも手です。
(2)何かひとつ取り入れるならスクワット
座りすぎの傾向により下肢の筋肉が衰えがちな現代人。
健康のためワークアウトに取り組む際は、
腹筋運動よりもスクワットを選択すると、効率よく基礎代謝がアップします。
軽めのものはデスクワークの合間にもおすすめ。
(3)仕事中は、同じ姿勢を保ちすぎない意識を
座ったままの状態でよいので、膝を伸ばしたり、腰に手を当てて体をそらしたり、
肩甲骨を意識して肘を回したり。
スタンディングデスクを取り入れ椅子と交互に使用しても。
コーヒーは16時より前、1日3杯までを目安に。


座位時間は全世界的に増える動きを見せており、中でも日本人は特に長いそう。
1日8時間以上が“座りすぎ”の目安とされていますが、11時間以上になると死亡リスクが1.4倍になるとの研究も。
とはいえその中で立ったり少し歩いたりといった小さな動きを30分のうち2分取り入れるだけで、
1年に約2kg痩せる程度の量のエネルギー消費を期待できるそう。
本誌では、さらにセルフケアでできるボディメンテナンスが紹介されています。
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