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シティボーイは、ヘルシーでなければなりません。
楽しく体を動かし、よく食べ、よく眠り、心が穏やかで、人に優しくできる人。
現代の都会で生活する僕たちは、そうでありたいと願いつつも実現できている人はそう多くはなさそうです。
そこでPOPEYEでは、
ヘルシー最先端な街ロサンゼルスを筆頭に世界のヘルシーなライフスタイルや新しいスポーツ、
蒸し暑い毎日を快適に過ごすための服や道具を取材しています。
僕らのヘルシーライフは
ハンモックでゆらゆらするところから始まる

ハンモックに揺られてのんびり休日を過ごしたい。
カラダも心もほぐれてなんだかヘルシーになりそうです。
「流行は来そうにないけど(笑)、絶対にやってみたほうがいいですよ」と話すのは
『ハイカーズデポ』の元スタッフで、『ハンモックハイキング』の著者として、
その魅力を発信するの二宮勇太郎さんです。
「初めてハンモックに寝そべるとみんな、『あぁ~』って温泉に入ったときのような声が出る。心が解けるんですね。だからハンモックって持ち運べる温泉だと思ってます。
ただ都会では堂々と吊るせる場所は限られ、ルール的にグレーな存在。公園ではテントNGっていう条例があるけど、多くの場合、ハンモックは禁止も許可もされてない。そこに工夫して使う楽しさもありますが、まず使うならばキャンプ場が安心。
おすすめは北八ヶ岳の双子池ヒュッテに昨年オープンしたハンモック専用サイト。大河原峠の駐車場から徒歩約1時間で、落ち着いた時間を過ごせますよ」
でも、整備されたキャンプ場は彼にとって「あくまで練習場」だといいます。
「若い頃は街をセクションに見立ててBMXで遊んでいたんですが、そのマインドはハンモックも同じ。その場をどう遊び場に変えるかを考えるのが面白いから、ストリート行こうぜって感覚で、山で野営したくなるんです」
一見アウトドア初心者には難しく思えますが、実はハンモックほど気軽に自然を楽しめるものはありません。
「ハンモックは、地形が複雑な登山口寄りの場所の方が張りやすいため、頂上まで歩かなくてOK。よく行く山の秘密基地も入り口から30分以内のところにある。そこでランチや昼寝。僕はよく時間をかけて耳かきをします(笑)」
二宮さんは、最近広島市の湯来町に移住。
山中にハンモックのトレーニングサイトを作り、入り口にハンモック専門店の併設を予定。
「温泉もあるので、ハンモックの後に風呂の流れもいいなと。ただオープンの目処はまったくの未定(笑)」
とのことで、キャンプ場でのんびり練習しながら、楽しみに待ちましょう。
本誌では、他にもヘルシーに活き活きと過ごしている方達のライフスタイルを紹介しています。
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