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なにかと話題になるけどなんとなく手が出せていない『メンズ美容』『腸活』『快眠』。
「面倒そうだし、そんなことしなくてもなんとかなっているし…」とスルーするのはもったいない!
この3つ、ちょっと試してみるだけ、少し気にかけるだけで、それだけで生活が少し変わってくるかもしれません。
月刊GoodsPressでは、『メンズ美容』『腸活』『快眠』が
なぜ必要なのか、どうすればいいのかを各ジャンルのエキスパートが解説しています!
今回はその中から『快眠』パートより、『リラックス&快眠・5つの新常識』をピックアップします!
リラックス&快眠・5つの新常識

睡眠を深める『眠り技』&『起き技』で
日中のパフォーマンスをアップする
・浴室の照明は暗く、早めの入浴が吉
・膝下へ温水と冷水を三回ずつかける
・眠る以外のことをベッドでしない
・目覚めたらまず頭をタテにする
・起床時間を唱えて無理せず起きる
「健康に良いことはだいたい嫌われるものだが、人が唯一好むものがある。それは、心地よい夜の眠りだ」
20世紀初頭のアメリカの小説家E・Wハウは睡眠についてそんなユーモアを交えた名言を残しています。
在宅ワークが定着したコロナ禍は、ある意味、日本人がぐっすり眠ることの心地よさを体感した時期だったかもしれません。
事実、世界的に少なかった睡眠時間も顕著に増えたのです。
ですが、通常の社会生活を取り戻しつつある昨今、日本人の睡眠も結局また短縮傾向が見られるといいます。
作業療法士の菅原洋平先生はこう指摘します。
「在宅で長くなっていた睡眠時間が、通常勤務に戻ると単純に低くなるというパターンが見られます。睡眠に対する意識が変わっても行動は変わらないというのが正直なところです」
2時間多く寝ていた睡眠時間を通勤に充てることになり、また眠りの悩みが復活してしまいます。
そんな働き世代は、どんな対策で睡眠の充実を図ると良いのでしょうか。
そのポイントは新しい行動を増やすのではなく、環境を工夫することにあるといいます。
「忙しい世代がいろいろやるのは無理があるので、手間をかけずに一つの変化で複数の効果を得られる方法がいいでしょう。
例えば、睡眠物質のメラトニンの分泌を促すには就寝の3時間前から暗い環境にしたいのですが、リビングの照明をひとつ落としたり、浴室の照明を消して脱衣所の明かりで入浴すれば、さほど生活に支障なく入眠効果が得られます。
照明が落とせない場合はホットアイマスクをすることで、目に光が入らず暗い環境が作られてメラトニンも増え、心拍も下がり、目の周りの筋肉がリラックスするというように、1つの工夫でいくつものことが満たせます」
とくに就寝時の心拍数を下げることは、睡眠の質を高める重要キーワード。
昨今ではは50~60代のミドル世代でもベッドでスマホの動画を見ながら寝る人が多いですが、
明るいスマホ画面を見ると心拍数は上がります。
寝始めの心拍数が高いと、睡眠中も下がりにくいため、睡眠が浅くなり、
レム睡眠に差し掛かったとき途中覚醒してしまうので要注意です。
「環境を変えることは睡眠改善の大きなポイント。そういう意味でもギアの利便性は高いです。ただ、せっかく自動カーテンを使って起床時に脳に光を届けたとしても、夜に増えるはずのメラトニンを抑制するようなことをしては意味がない。しっかり明るい朝とはっきり暗い夜が作られてこそ睡眠の質が上がるのだということを理解して役立てていただきたいです」
本誌ではリラックス&快眠についての5つの新常識について細かく紹介されています。
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