『炎症は全身の万病のもと』無自覚でありながら微弱な炎症が続く“慢性炎症”の存在とは

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夏場に強い日差しを浴び過ぎて起こる炎症が、肌へよくない影響を与えることは周知の事実。

しかし、人知れず生じる慢性的なくすぶりや体内の火種を放置することの危険性にはお気づきでしょうか。

 

Harper’s BAZAARでは、『炎症は、全身の万病のもと』についてピックアップします。

 

炎症は、全身の万病のもと

 

夏になると特に気になる、日焼け。

 

ほてりやうずきといった一過性の変化はもちろん、その先の肌トラブルや老化のリスクを避けたいから
私たちは万全な対策を心がけます。

ただし、このとき起こる炎症が日々さまざまな原因によって体内に生じており、
全身の不調につながる可能性を持っていることをご存知でしょうか。

 

美容皮膚科医の根岸圭先生が、次のように教えてくれました。

医学的な炎症の定義は、痛み、赤み、腫れ、そして熱を持つという4つの条件を満たしていること。これには1週間ほどで治る急性のものと、年や月単位で続く慢性のものがあります。

肌に起こる事態といえば、前者は日焼けや虫刺され、後者はアトピー性皮膚炎などが代表例。

ただし最近は、先に述べた兆候がなく無自覚でありながら微弱な炎症が続く“慢性炎症”の存在が注目されています。こちらと深く関わる老化細胞はあらゆる臓器に存在しますが、その場にとどまって複数の炎症性物質を放出するため、増えすぎると悪化が進んで負のスパイラルに」

 

この恐ろしい事態は肌以外にも全身で起こり、放っておくと動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病
さらにがんやうつ病といった疾患を引き起こすことも。

 

栄養学に詳しい山﨑まいこ先生は、その対策についてこう明かします。

炎症自体は、気候や食事、ストレスといった外的刺激に対し、多かれ少なかれ起きています。問題は、それをリセットせずに放置すること。暴飲暴食を避け休息を取る生活習慣を心がけて、悪化をなるべく防ぐのが大切です」

 

毎日の炎症をきちんと鎮火し、肌も心身も健やかにキープすることが急務なのです。

 

炎症につながる4つの生活習慣

 

(1)消化不良

 

良質な食材でも、消化が不十分なまま胃にとどまれば炎症の原因に。

腹八分目を意識しつつよくかんで食べ、しっかり吸収することが大切。

 

(2)ストレス放置

 

ストレスにより脳でも炎症が続くと、うつ病や認知症につながることも。

日々の気分を上手に切り替えて、抱えこみすぎないのが得策です。

 

(3)睡眠不足

 

体内に日常的に発生するケアをできるのは睡眠タイム。

眠る時間が短過ぎたり質が悪かったりすると、うまく持ち直せなくなってしまいます。

 

(4)極度の肥満

 

慢性炎症の原因は明確にはわかっていないものの、脂肪細胞は多いと悪化しやすくなるとの研究が。

内臓脂肪型の肥満には特に注意して。

 


 

本誌では、炎症を抑制・鎮静するコスメを多種紹介しています。

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