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この岩山の彫像はワシントンにリンカーン、じゃなくて日本が誇る肝臓・腎臓・膵臓の名医たち。
脂肪肝、慢性腎臓病、糖尿病など、今、日本人は深刻な内臓疾患に直面しています。
しかもこれらは最悪の場合、死に至る可能性さえある病。
それなのに、私たちはその事実にあまりにも無自覚です。
もはや他人事では済ませられません。
大事な内臓と病気の正しい知識を知らしめ、人々を導くために現れた名医たちの声に今こそ耳を傾けましょう。
Tarzanでは、肝臓・腎臓・膵臓に関する名医の養生訓が掲載されています。
その中から『肝臓』についてピックアップします。
あなたの肝臓ヤバくない?

お腹が出てきて周りの人間から「太った?」と言われたらかなり落ち込みますよね。
でも年に一度の健康診断で『脂肪肝』と診断されたらテヘヘと照れ笑いを浮かべ、大人の男の苦笑とばかりにちょっと誇らしげ。
この反応はまったくもってナンセンスです。
指でつまめるお腹の脂肪は皮下脂肪。
溜まりすぎると見てくれはカッコ悪くなるけれど、それで健康が害されたりカラダに不具合が起こることはほとんどありません。
脂肪肝は皮下脂肪とは訳が違います。
食事で摂った栄養は象徴から吸収され、速やかに肝臓に送られます。
これが適正な量であればカラダに必要なエネルギーや組織の材料として適所に運ばれ活用されます。
ところが、過剰な糖質や脂質は肝臓で中性脂肪として蓄えられてしまいます。
この状態が高じて、肝臓の約30%以上が脂肪で占められる様になると脂肪肝。
日本人の3人に1人以上に当てはまります。
皮下脂肪は飢餓状態対策として人類が手に入れた必須の組織。
これと違って肝臓は本来、脂肪を蓄える組織ではありません。
脂肪肝はいわば以上事態。
少し前まで脂肪肝は軽視されていましたが、近年は肝臓の重篤な機能不全の入口と考えられるようになってきました。
テヘヘと笑って済ませている場合ではありません。
肝臓ってどんな働きをしている?
『3本の血管で栄養を吸収し、全身に送る』

健康な肝臓はプリプリと張りがあり暗紫色に輝いています。
それもこれも大量の血液で満たされているからです。
肝臓には肝臓固有の動脈と静脈、それに加えて“門脈”という特殊な欠陥が通っていて豊富な血液が常に循環しています。
武蔵野赤十字病院統括管理監・名誉院長の泉並木さんはこう言います。
「他の臓器には酸素を運ぶ動脈と静脈しか通っていません。もう1本の血管、門脈は肝臓特有で象徴から栄養を運ぶ役割も担っています。これが肝臓という臓器の特徴のひとつ」
口から摂取した食べ物は象徴で最小単位の栄養素に分解され、門脈を経由して肝臓に運ばれます。
ブドウ糖は肝臓でグリコーゲンというエネルギー源に変換され、アミノ酸は各種のタンパク質に合成されます。
食べたものを栄養として吸収し、カラダに必要な物質に作り変えて各所に送ります。
これこそが人体の化学工場といわれる肝臓の最も重要な働きです。
本誌では、さらに詳しく肝臓・腎臓・膵臓について解説しています。
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