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ヒトは血管から老います。
健全な血液こそ元気の源です。
その血管と血液を健やかに保つために重要なのが、血圧、血糖値、コレステロールの適切なコントロール。
適正ゾーンに収めないと、高血圧、糖尿病、脂質異常症はもちろん、動脈硬化から起こる心臓病や脳卒中、がん、認知症の危険度が爆上がりします。
でも、巷にはこの3大数値に関する誤解やフェイクニュースが出回っています。
健康診断で血糖値に問題ナシならOK?
血圧やコレステロールは多少高めでも大丈夫?
そんな話を真に受けていたら、命がいくつあっても足りません。
Tarzanでは、3人の達人が血圧・血糖値・コレステロールについて解説しています。
血圧・血糖値・コレステロール
3大サイレントキラーに気を付けろ!

2人に1人は食後高血糖
血糖値で長年重視されるのは、空腹時血糖値とヘモグロビンA1c。
ヘモグロビンA1cは過去1~2ヶ月の血糖値の平均を示します。
加えて注目されているのが、食後に血糖値が140mg/dlを超える『食後高血糖』。
「中国で行われた研究では成人の2人に1人が食後高血糖。その割合はおそらく日本人でも同じでしょう」(北里大学北里研究所病院糖尿病センター長の山田悟先生)
食後高血糖は万病の元であり、空腹時血糖値が上昇に転じる前の段階から始まります。
食後高血糖の段階で血糖値の異変に気づくことが大事です。
日本人の1400万人は高血圧を放置
日本人にもっとも多い病気が、高血圧。
高血圧人口は約4300万人と推定されます。
高齢者の話だとスルーしそうになりますが、男性では30代でも5人に1人、40代では3人に1人が高血圧です。
見逃せないのは、4300万人のうちで薬物治療などにより、血圧を適正にコントロールできている人は1200万人にすぎないという事実。
残る3100万人のうち、高血圧の認識がなく未治療な人が約45%の1400万人を占めており、それ以外は気づいても治療を受けていないか、治療を受けても血圧がきちんとコントロールできていないのです。
他のサイレントキラーと違い、血圧は自宅でも正確に測れます。
まず測定習慣を身につけることから始めましょう。
3大キラーが重なるとリスクは30倍
3大キラーはそれぞれ単独でも凶暴極まりないですが、困ったことに同時多発しやすいです。
なぜなら、いずれも源流にあるのは、偏った食生活や運動不足といった悪しきライフスタイルであり、それによる肥満(とくにお腹が出てくる内臓脂肪型肥満)も一役買うからです。
高血糖には高血圧が隠れていたり、高血圧の人は脂質異常症を持っていたりするのです。
高血糖から糖尿病に至ると、およそ50%で高血圧を合併するとされます。
3大キラーを併発すると、人生100年どころか、健康寿命は崖っぷちに立たされます。
3大キラー+肥満という4因子の数と、動脈硬化による心筋梗塞や狭心症といった心臓病リスクを調べた研究で、因子ゼロの人と比べて1個あるだけで危険度は5倍、2個で約10倍、3~4個で30倍以上に。
これに喫煙や飲酒といった悪癖が加わると泣きっ面に蜂。
突然死は“いまそこにある危機”となります。

本誌では、さらに3大サイレントキラーについて解説しています。
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