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ヨガをする真の意味は、ポーズ・呼吸法・瞑想を通して自らと向き合い、探究することにあります。
対峙した先に見えるもの、そして自分の扱い方に生じる変化とは。
yoga JOURNALでは、その答えを日本人初のアシュタンガヨガ正式指導者のケン・ハラクマ先生に伺っています。
変化しない側から内観し整える、それがヨガ
ヨガをしなくても自分のことはわかると前置きし、「でも、ヨガをするとより深くわかる」と話すケン先生。
「ヨガは本来、感情やストレスに引っ張られる自分を落ち着いた状態に戻していくものです。それには意識を外から内に向け、内側で何が起こっているか冷静に見ることが必要。だからポーズの練習は、肩が力んでいないかなど、先生のガイドに沿って各パーツに意識を集中することからスタートします」
最初はほかのことに意識が向きますが、練習を重ねると内に向かう時間が長くなります。
「するとマットの外でも体とマインドの変化をタイムリーに観察でき、自己管理が深まっていく。なおかつ意識が向かう先を自らコントロールでき、見ようとするところを見られるようになります。人は意識を向けたくない方向につい目が行くものですが、ヨガをすると“気になってもその方向に行かない”という意識の操縦が可能になり、苦しみに囚われにくくなります」
一人で練習するならボディスキャニングが有効。
まず頭頂・喉・肩・背骨……と意識を向ける先と順番を10ヶ所決めます。
次にシンプルなポーズをとり、5呼吸数える間にできるかぎり速く各パーツに意識を移動させましょう。
また内側を観察する客観的な目は、どうしたら養われるのでしょうか。
「たとえば怒りを覚えたとき、“怒りに囚われた私”がその自分を冷静に観察するのは不可能。多くの人は感情的になった自分=私自身と思い込みますが、ヨガではどんな状況にもゆらがないニュートラルな私が本来の自分だと説いています。そこに気づき変化しない側から変化する自分を見られると、内側の動きがよりわかるようになります」
ヨガの神髄を語ってくれたケン先生は今、新たに取り組んでいることがあるそう。
それはアスリートを対象にした、ヨガを用いたフィジカル&メンタルのコンディショニング研究です。
ポーズ・呼吸法・瞑想を組み合わせた15分のプログラムを用いて脳波を測定し、集中とリラックスのバランスを整えリカバリー力を高めるのが目的。
ヨガが体と心にもたらす可能性がますます広がりそうです。
本誌では、心に効くヨガ哲学とポーズや、骨格特性チェック、体の力みをとる陰ヨガなども特集されています。
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