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あなたの足、“機能不全”になっていませんか?
足指を使えていない“機能不全の足”が、腰痛、膝痛、骨盤の歪み、冷えなど全身のトラブルを連れてきます。
今号の婦人画報は、人生100年時代に「5本指で立つ」ことの大切さを理学療法士・湯浅慶朗さんに教えていただきます。
まずは自分の足が機能不全であることを自覚することが大事
「足の指がうまく動かせなかったり、力が入らなかったりする状態は、歩行や立位、バランスの保持に困難を来す“機能不全”の足です」というのは、理学療法士として多くの足の不調と向き合ってきた湯浅慶朗さん。
機能不全の足とは衝撃的な言葉ですが、婦人画報世代の多くにあてはまるといいます。
「足指の変形を起こしやすい靴などによって、外反母趾などの足のトラブルを抱えている人がほとんどです。痛みや変形などの原因は、足の筋力の低下や過緊張による硬さ。五本指でしっかり大地を掴めない足では、体全体を支える土台としての機能を果たせません」
自分の足が機能不全かどうかをチェックする方法は、足指で「グー」「パー」できるかどうか。
「しっかり曲げられてしっかり開く『グー』『パー』ができる足は、足指それぞれが柔軟で自在に働き、五本指でしっかり踏ん張ることのできる健全な足。
「くるぶしから下の足部には100以上の筋肉や腱、靱帯が張り巡らされており、足裏にあるアーチを形作っています。
これらの筋肉や腱のほとんどが足指につながっているため、足指を柔軟にし、足指が自在に動かせるようになることが、足の機能回復の第一歩です」
硬くこわばった筋肉を柔軟にする足のリハビリを始めよう
機能不全の足から脱却するためにはどうすれば?
「数多の方法を検証してきましたが、その最終結論が、足指を広げ、伸ばす動き。足指を伸ばすことで足裏や甲のストレッチ効果も得られます」。
その弱体化が浮き指の原因のひとつといわれる、親指を反らせる「長母趾伸筋」「長趾伸筋」や、外反母趾や内反小趾に関連する、親指を外側に開く「母趾外転筋」や親指を閉じる「母趾内転筋」など、幅広い筋肉をストレッチできます。
「『グー』『パー』ができない人のなかには、足指の筋肉のこわばりや筋力低下だけでなく、筋肉自体が使われてこなかったせいで脳と筋肉の神経回路が働かなくなっているケースも。
脳への信号を効率的に送るためには、漫然と行うのではなく、意識して行うことも非常に大切です。
いわば、足のリハビリ。足指が自在に動かせるようになると踏ん張りが利くようになり、地面を掴み、蹴り上げる『あおり歩行』ができるようになり、歩くことで効率的に足の筋肉を鍛えることができます。
シンプルな動きですが、足指をしっかり使うことで足の不調はもちろん、膝や腰、首の痛みや冷えなどの不調から解放されるケースが多くあります」
本誌ではさらに、機能不全の足指を復活させる今日から始められる体操を紹介しています。
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