「ちゃんと寝てるはず」でも危険!? 6時間睡眠が続くと、脳は“徹夜明けモード”に突入する

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睡眠時間は平均どれぐらいですか?
今号のPRESIDENT(プレジデント)「最高の眠り」について。
え!そうなの?!という衝撃の記事を紹介します!

 

 

しっかり体を休めたいのにうまく眠れない。
十分に寝ているはずなのにいつも体が疲れている。
「最高の眠り」を手に入れるためにはどうしたらいいの、多くの人が抱える悩み別に誌上診断します。

 

睡眠不足の国

日本人は世界の中でも、極めて「眠れていない国民」であることをご存じでしょうか。

 

国際的なデータを見ると、日本人の平均睡眠時間は6時間20分ほど。
欧米諸国の7時間20分前後と比べると丸1時間も短いのです。

 

つまり、日本は世界的に見ても、慢性的な「睡眠不足の国」であるわけです。

 

その背景には、日本人の「睡眠を軽視する価値観」がある、と私は考えています。

 

睡眠は「余り時間で行うもの」と考える人が多いのではないか、と。

 

睡眠学的に考えると、睡眠を「余り時間で行う」という価値観には非常に大きな問題があります。

 

なぜなら睡眠は本来、削ってはいけない「固定費」のようなものであるからです。

 

 

睡眠不足の弊害

 

健康面では、睡眠不足はうつ病の発症リスクを高め、肥満、高血圧、糖尿病、心疾患の危険因子となり、長期的には認知症やがんの発症とも関連しています。

 

免疫力も低下し、風邪や感染症にもかかりやすくなります

 

つまり、睡眠不足「万病の入り口」と言えるほど広範囲に悪影響を及ぼします。

 

 

慢性的な睡眠不足は生産性にも打撃

睡眠不足による脳の機能低下がもたらす影響は深刻です。

 

慢性的な睡眠不足は、酔ったまま仕事や勉強をしているのと変わらないのです。

 

睡眠不足のときは単純作業ならごまかせても、創造的な思考や判断力、メタ認知といった高度な機能が求められる仕事の生産性は著しく落ち込みます。

 

ちなみに脳は1日4時間睡眠を続けると5~6日で徹夜明けと同じ状態になり、6時間睡眠でも10日続ければ同様のレベルに達します。

 

 

質より量

睡眠に必要なのは何よりも「量」であることです。

 

雑誌やウェブの記事などで「短時間でも質を高めれば大丈夫」といったメッセージをよく目にしますが、これは明らかな間違いで、睡眠についての誤解を広げる「ソーシャル・ディスサービス」(社会的不利益をもたらす行為)です。

 

寝具の改善や生活習慣の調整は役立ちますが、まず土台となるのは「十分な時間を眠ること」。それが唯一の解決策です。

 

 

日本人の睡眠時間は、他の国に比べて少なく、短時間睡眠が続くといろいろな弊害も出てくるのですね…。まだまだ睡眠についての内容は続きます。どうやって改善したらいいのかなど、ぜひ続きは本誌でご覧ください。

 


 

本誌では他にも、「最高の週末の作り方」や「戦略的休息」などを紹介されています。

 

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