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2026-07-01 発売号 (2026年8月号)の誌面を基に記事を作成しています。
なんだかお腹の調子が悪い…そんなときはありませんか?
婦人画報では、腸の老化について、「人生100年時代の疾患講座 5」で紹介。
気になる内容をピックアップしてみました。
腸が若いと見た目も若いといわれます。
腸内環境の老化には、どんなリスクがあるのでしょうか。
更年期以降、腸内環境をどう整え、その老化を防ぐべきかを腸内細菌叢研究の第一人者に聞きました。
腸内細菌代謝物がキーワード
消化器症状を抱えている人は睡眠障害が多い傾向
増田美加さん(以下、増田) 腸内細菌に関連して『ガットフレイル』という言葉をよく耳にします。どういう状態のことですか?
内藤裕二先生(以下、内藤) ガット(Gut)は胃腸のことでフレイル(frailty)(虚弱)が語源です。
“ガットフレイル”は、腸内細菌のバランスが崩れることで胃腸機能が起こるという新概念です。
腸内細菌は、消化管の健康を維持し、全身の機能をサポートするために重要な役割を果たしています。
そのバランスが崩れると、便秘や下痢などの消化器症状が表れ、これが全身の健康に影響を与える可能性があるのです。
増田 腸内細菌叢への対策が急務なのですね。腸内細菌叢の老化を防ぎ、健康を維持するには、何をすればよいのでしょうか?
内藤 注目すべきは、全身の健康に関わる短鎖脂肪酸です。
短鎖脂肪酸は、腸内でビフィズス菌などの善玉菌が作り出す腸内細菌代謝物で、腸内環境の改善、免疫機能の強化、肥満抑制、代謝調整など多岐にわたる健康効果をもたらします。
短鎖脂肪酸は、腸内の善玉菌が水溶性食物繊維(ペクチン、イヌリン、β-グルカン、オリゴ糖など)を食べることで発生します。ですから、りんご、キウイ、ごぼう、玉ねぎ、大麦、大豆、さつまいもなどの発酵性食物繊維を多く含む食品を意識して摂ることが大切です。
認知機能の維持にはビフィズス菌が重要。牛乳や乳製品を!
増田 婦人画報世代は、腸の老化とともに、脳の老化も気になります。
近年、「脳腸相関(gut-brain axis)」という言葉をよく耳にします。
腸内環境と脳機能には密接な関係があり、認知症の発症に腸内細菌叢が影響しているといわれますがどうなのでしょうか?
内藤 影響はあると考えられています。認知症の人とそうでない人の腸内細菌叢を調べると軽度認知障害(MCI)の段階から、腸内細菌叢の変化が生じていることがわかっています。
また、認知症の人の便は、アンモニアなどの悪玉菌の腸内細菌代謝物の濃度が高いのに対して、認知症でない人の便では善玉菌の乳酸の濃度が高かったという報告もあります。
さらに、日本人の軽度認知障害の人にビフィズス菌を投与することで、認知機能が改善したという研究報告もあります。
まだまだ、詳しい内容は続きます。ぜひ、本誌でご覧ください。
本誌では他にも、日本の美しい島へを特集されています。
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