臨床心理士解説『家の中で子どもが不機嫌なとき、どうする!?』

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サクセス12

臨床心理士解説『家の中で子どもが不機嫌なとき、どうする!?』

 
コロナ禍で世の中に不機嫌な人が増えている傾向のなか、
子どももその例外ではないようです。
お子さんがストレスを感じているとき、親はどう対応したらいいのか
臨床心理士の的場永紋さんが解説しています。
 


 
様々な行事が中止になったり、これまで許されていた行動が制限されたりすることは
子どもにとっては、大人以上のストレスだそうです。
「とりわけ、学校や塾など、家の外で頑張りすぎてしまう過剰適応タイプの子どもの場合は、家の中で不機嫌になりやすいのです。外で周囲に過剰に合わせて頑張ってしまう分、家の中では出来る限り自分の思い通りに過ごそうとします。そのため家ではわがままになり、自分が望むことを邪魔されると不機嫌になるのです」
 
不機嫌になっているのは、心のエネルギーを蓄えるために甘えているサイン、とのこと。
なので、家で不機嫌になっていることを叱ってしまうのは逆効果。
家でだらけたり、手を抜くことで、心のバランスをとっているので、邪魔しないほうがいいようです。
 
この場合は不機嫌さはそっとしておいて、
家の中で甘えることで心のエネルギー回復をしているのだと考えていきましょう。
 


 
現在のコロナ禍は今までにない長期的なストレスを感じ、
大人も子どもも疲弊しやすくなっています。
そんな時こそ、お子さんの気持ちに気付き、
家ではのびのびゆっくりさせてあげることがいいかもしれませんね。
 
本誌では、さらに年齢別の解説や、俳優・タレントの照英さんのインタビューなども掲載されています。
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