Discover Japan(ディスカバージャパン)
『人生を変えるモノ造り』
世界最高の切れ味を宿した淺野鍛冶屋の包丁「棒樋(ぼうび)」
◆この記事が掲載されている雑誌は、期間限定で丸ごと1冊読むことができます◆ 
世界最高の切れ味を宿した逸品、短刀をヒントにして作られた包丁が生まれました。
肉抜き(重量の削減)を目的として、
日本刀に掘られる溝を名の由来とする新包丁「棒樋(ぼうび)」。
切れ味において世界一を目指し、食材の細胞を壊さずに切り
アクや酸、苦みを流出させず、食材に対する敬意を極限まで払った包丁。
和包丁とも、洋包丁とも似つかぬ鍛造包丁が産声を上げたのは
刀匠・房太郎こと淺野太郎さんの鍛錬場。
一般的な鍛冶屋のイメージとは異なり、住宅街に建つ工房の外にはイチョウの黄葉が舞い、
小学生の元気なあいさつも聞こえてくる場所。
しかし、暗がりを保った鍛錬場に一歩踏み込めばそこは灼熱の世界。
ごうごうと轟くふいご(燃焼を促す手動の送風機)と約700度に赤められた鋼、
白装束が神々しい房太郎さんの姿があります。
「淺野鍛冶屋が目指すのは感動的なデモンストレーションや、切れる喜びを軸に据えた『エンターテインメント集団』です」
房太郎さんは、”本物の刀鍛冶”を伝えるため、独立して間もない頃から
アメリカ、フランスと国境をまたぎ、鍛造ワークショップを主催してきました。
いまでは年間500人もの外国人が淺野鍛冶屋を訪れます。
世界一の刀を造る
淺野鍛冶屋を始め、本誌では陶芸、オーバルボックスやワインボトルなど
人生を変えるモノを造る職人と工房を特集しています。

記事の有効期限: 2020年12月14日 Monday]]>