
ドゥーパ
《生の木を使うグリーンウッドワーク》
元保育園のお遊戯室で作る木工家の工房
木工家は三者三様ですが、共通するのは日々、木に触れ、作り続けているということ。 ベテラン木工家の工房を訪ね、もの作りとともにある暮らしを眺めます。
『グリーンウッドワーク』をご存知ですか?
グリーンウッド は『生木』を意味し、森から伐採したばかりの 乾燥していない木のこと。 その生木を伝統的な手工具を使い、割ったり削ったりして 小物や家具をつくるものづくりがグリーンウッドワークです。
グリーンウッドワークの第一人者のひとり、井丸冨夫さんの工房には、
刃物を自作する鍛冶場までもがあります。
井丸さんは電動の小さな木工施盤でもの作りを楽しんでいたことが木工家になるきっかけでした。
その情報を得るためにインターネットで検索していたところ、
イギリスやアメリカから発信された足踏みろくろの画像に出会いました。
電気を使わず、人力で材を回して器などを挽くことができるその道具が
シンプルでいて、とてもクリエイティブ。
数少ない情報を頼りに足踏みろくろを自作して、ひたすら木を削ることを楽しむようになり、
そんな日々が2年以上続きました。 次第に我流の限界を超えたくなり、イギリスの著名なグリーンウッドワーカーである マイク・アボット氏のもとで修行することを決意。
帰国後はより本格的にグリーンウッドワークに没頭。
自宅の作業スペースは手狭になり、新たな拠点として 福島県古殿町の使われなくなった保育園のお遊戯室をメインの工房とし、 ゆとりある空間で作業をしたり講座を開いたりしました。
井丸さんは2011年7月から、元保育園というユニークな場所を拠点に
日本屈指のグリーンワーカーとして世界各地の同志とも交流しながら活動を続けています。
本誌では、足踏みろくろの使っている様子や使い方、 工房で作られた作品等がたくさん紹介されています。 黙々と物づくりを楽しみながらいろんな物を生み出しているのが素敵ですね。 こちらからご覧いただけます。
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