TOYOTAに聞く『水素エネルギーって何?』水素社会実現に向けた最新の取り組み

  • 更新日
  • 有効期限 2022.06.17

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水素はさまざまな物質からつくることができ、使用時に二酸化炭素(CO2)を出さないクリーンエネルギーです。

脱炭素や気候変動対策としても、水素は大きな注目を集めています。

 

水素はなぜ利用価値が高いのでしょうか?

どうつくり、どう選び、社会の中でどう利用するのでしょうか?

子供の科学では、水素社会実現に向けた最新の取り組みを紹介しています!

 

【現在】石油精製やロケットの燃料になっている

 

現在、日本で最も多く水素が利用されているのは石油精製分野で、
原油に含まれる硫黄や窒素、酸素などの不純物の除去に使われています。

 

プラスチックなど石油化学製品をつくる際の添加剤としても用いられます。

また、植物の肥料の原料となるアンモニア(水素と窒素の化合物)や、
半導体、光ファイバー用のガラスなどの製造にも利用され、マーガリンや口紅の製造時にも、
油脂成分を固める硬化剤として使われます。

 

【これから】エネルギーの利用に注目が集まっている!

 

これまでもロケットの燃料として水素(液体水素)が使われてきました。

単位重量あたりの発熱量が大きく、燃費がいいという長所があります。

また、水素を燃やしても排出されるのは水だけなので、環境にも優しいのです。

 

今後注目されるのは、水素と酸素の化学反応を使って、電気と熱を生み出す燃料電池の利用です。

自動車(燃料電池自動車)家庭用コジェネレーションシステム(エネファーム)としての活用が拡大しています。

 

また、化学品を製造する工場や発電所での利用も注目されています。

 

TOYOTAに聞いた水素エネルギー

 

 

トヨタ自動車(TOYOTA)は、水素を使って発電する燃料電池を搭載した車をつくっています。

燃料電池技術などについてさまざまな疑問にTOYOTAが答えています。

 

Q. なぜ水素エネルギーに注目しているの?

 

A. CO2の排出量を減らせるからです

 

今まで、車を動かすためには、石油からつくられたガソリンを燃やす必要がありました。

しかし、ガソリンのもととなる石油はそのうち枯れてしまうと予想されていますし、
燃やすときにCO2を排出するので環境によいとはいえません。

近年では電気を使った自動車も増えてきましたが、世界の電気の多くは石炭や天然ガスを燃やす火力発電によってつくられています。

その一方で、水素を酸素と結びつけて発電すれば、CO2の排出量を減らすことができます。

今はまだ電力と水から水素をつくるときにCO2が発生してしまいますが、
今後太陽光や風力などの再生可能エネルギーの電力を使って水素をつくればCO2の排出量を大幅に減らせそうです。

また、水素のもととなる水は地球上に大量にあり、発電した後は水に戻るため、枯渇する心配はありません。

 

Q. どんな取り組みをしているの?

 

A. 燃料電池自動車を開発しています

 

水素と空気中の酸素を反応させて発電し、その電気で走る『燃料電池自動車』を2014年から販売しています。

そして、乗用車だけでなく、バスやトラック、列車にも応用できるよう開発を進めています。

 

2050年には、世界で販売する新車の二酸化炭素排出量を2010年と比べて90%減らすことを目標にしています。

 


 

本誌では他にもTOYOTAの行っている水素のクルマの解説や、他の利用法なども掲載されています!

 

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