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毎月Z世代のヒット商品やサービスを一つ取り上げ、
新しい価値観を持った彼らの生態を掘り起こす日経トレンディの『Z世代トレンド予測』 。
今回はクリエーティブなZ世代の心をくすぐる「カスタマイズ」重視のフルーツオレ専門店を紹介します。
The Label Fruit
若者のトレンド発信地・原宿で、2021年12月にオープンしたフルーツオレ専門店『The Label Fruit』が人気です。
1本918円(税込)からながら、休日は1日1600人以上が訪れ、予約枠が埋まる日もあります。
フルーツオレはフレーバーによって色が異なる、果物をトッピングできるなど
アレンジの幅が広く、このカスタマイズ性がZ世代を捉えました。
ミルクの種類や甘味、トッピングなど細かく味わいが選べるのに加え、
秀逸なのがラベルの文字やデザインも自由にカスタマイズできること。
好きなアイドルの名前を入れ、フレーバーだけでなくラベルもそのテーマカラーに合わせるなどして、
その写真をSNSに投稿することで推し活に使うというZ世代ならではの楽しみ方が広がっています。
SNS・写真映えは被写体を通して
自分の『好き』を表現するツールに
同店の設計や演出などを手がけたShowcase Gig取締役の中野彰氏は
「Z世代は強いクリエーティブ志向が顕著で、写真もただ『映え』を目指すのではなく、被写体を通して自分の『好き』を表現するツールになっている。それらのニーズに答える店舗づくりを一貫して目指したのが成功の一因」
と言います。

もうひとつの特徴が、モバイルオーダーで注文し、
指定した時間にスマートロッカーで商品を受け取る『完全非対応』の仕組み。
商品を受け取る際に、注文内容と連動した“自分仕様”のデジタルアートが演出される、
店内のロッカーが鮮やかに装飾されているなど、Z世代の心をくすぐる工夫があります。
商品、購買行動でSNSに投稿したくなる仕掛けをふんだんにちりばめたうえで、店内にはフォトブースも設置。
来店した人の多くのInstagramやTikTokへの投稿がヒットの原動力となりました。
「写真を撮ってSNSに載せたいと思ってもらうという店のコンセプトそのものがSNS戦略ここまで導線を徹底したことで実現できた」
Showcase Gigは、飲食店や小売店向けにモバイルオーダーのプラットフォームを提供しているスタートアップ企業。
The Label Fruitをオープンした狙いを「注文や支払いのデジタル化という利便性や消費体験を進化させ、広く認知してもらうこと」と言います。
2022年3月には石川県金沢に2号店をオープンさせました。
本誌では店内の詳しい様子や中野氏からみたZ世代についての見解なども掲載されています。
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