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『書斎』というワードには、どこか憧れにも似た感情や雰囲気が含まれています。
そこで本を読んだり、コーヒーを飲んだり、物思いにふけったりと
その様子を想像するだけで心地いいなぁと思いますよね。
昨今の社会環境もあり、工夫を凝らして小さな書斎を持つ人が増えています。
今回は男の隠れ家で紹介されている、小さな書斎のオーナーのこだわりを紹介します。
独特の存在感を放つ、アングラ的な癒し空間

仕事でも趣味のひとときでも心地よさをもたらす小空間
スタイリッシュで開放感のある1階のリビングルームに通された時にも目を奪われる
小柳さんの自宅の2階奥にひっそりとある書斎は独特な存在感を放っています。
ご主人の個性とセンスが融合して醸すその空間は、本人曰く“アングラ感”という秘密めいた雰囲気に彩られています。

コンクリート打ちっぱなし風の壁紙を施したわずか3畳の部屋。
喜多川に設えた横長の小さな窓や、デスクの上のクラシカルな卓上ライトからはやわらかな光が注ぎ、
空間に心地よい陰影を落としています。
「アンビエンテックの卓上ライトは真鍮でコードレス。ひと目惚れして最近購入したものです。もともと趣味が多くて飽きっぽいタイプだから家は基本的にミニマムにしておきたいんですが、書斎だけは少し遊びの要素を入れようかなと、気に入った家具や小物も揃えています」
さらに、この書斎の特筆点は、デスクの背中側にある細長い書棚です。
廊下と並行して造った奥行き2m弱のスペースで、収納力は抜群。
さしずめウォークイン・ブッククローゼットとも例えたくなる空間で、秘密基地的な要素を秘めています。
下段は本や仕事の書類、上段にはCDやDVDがぎっしり詰まっています。
「子どもの頃からひとりで映画館に行くのが好きで、映画のサントラ盤も数多く集めていました。今も仕事の後など、ここで映画音楽を聴くことでリラックスできますね」
秘密基地造りのコツ
(1)落ち着ける“アングラ的”な雰囲気
(2)独立した書棚スペースを確保
(3)スタイリッシュな照明器具を置く
仕事の効率アップを目指したシンプルな2畳ミニ書斎

デスク周りはすっきりと収納はクローゼットを利用
外鍵つきの引き戸を開けると、そこにはご主人の思いを具体的に形にした会心のスペースが広がっています。
2018年に手に入れた新築一戸建て2階の北側角に造ったわずか2畳の書斎。
シンプルながら仕事をするのにはこれぞ最適!と思わず頷かされる機能性を重視した空間です。

「趣味の部屋というより、基本はワークスペース。システムエンジニアの仕事をしており、コロナ禍ではリモートワークが中心となってオンライン会議も毎日のようにあります」
最初は秘密基地感を出したくて部屋に外鍵をつけたことが、仕事場というカテゴリーになると、
仕事モードへ切り替わるスイッチになるといいます。
また、2畳という狭さは意外に快適で、仕事にも集中できます。
正方形の2畳空間には、長さ160cm×奥行き71cmの『garage(ガラージ)』のワークデスクを配し、
チェアはニトリと東洋紡のコラボ商品をチョイス。
手頃な価格ながら座り心地の良さがお気に入りとのこと。
「シンプルを心がけていますが、壁がちょっと淋しかったので、最近、無印で買った小さな棚を自分でつけてみました。小物を飾ると仕事の合間にちょっと心が和みますしね」
実は雑多になりがちな本や資料類は、廊下のクローゼットに分類して収納しています。
「デスク周りをいつもすっきりさせておくことが仕事の効率をあげる秘訣だと思います」
秘密基地造りのコツ
(1)仕事をするなら単独の個室にする
(2)とにかくシンプルな部屋に
(3)本や資料はクローゼットに収納
本誌では合計12名の方達のミニ書斎が紹介されています!
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