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FQKidsで人気なてぃ先生の『子育ての悩みに答えます!』のコーナー。
今回は、激しい夫婦喧嘩を子どもの前でしてしまって、取り返しがつかないの?と悩む親御さんの相談です。
『夫婦喧嘩を子どもに見せてしまった時点で取り返しがつかないの?』
【読者さんの相談】acoさん・5歳男の子の親
時々、かなり激しい夫婦喧嘩を子どもたちの前でしてしまうことがあります。
夫婦喧嘩を見た子どものダメージサインに関する記事を読み、
泣かずに仲裁に入るようになった息子の心がとても心配になっています。
普段は仲良しですし、家族全員でにぎやかに過ごし、毎日子どもとのスキンシップや愛情表現も欠かさないのですが、
夫婦喧嘩を見せてしまった時点で取り返しがつかないものなのでしょうか?
夫婦喧嘩には2種類ある
「してはいけない喧嘩」とは?
【てぃ先生の回答】
夫婦喧嘩は、別に我慢せずにしてもいいんです。
大切なことは、子どもの前で喧嘩したなら、子どもの前でちゃんと仲直りすること。
これをルールにしていただければ、喧嘩するのはかまわないと思います。
家族で生活していると、どうしても譲れない場面は起こってきます。
夫婦がどんなにお互いを気遣い合っていても、子どもの前でつい軽く言い合いになってしまう……。
そんな経験、誰にでもよくあるものです。
コロナ禍でリモートワークが増え、夫婦間、親子感でのストレスも溜まりがちです。
「感情が抑えきれなくなってつい言い合いに」
「夫婦で子育ての方針が一致せず喧嘩に」
といった悩みを抱えているお父さん、お母さんも多いことと思います。
夫婦喧嘩といっても、「してはいけない喧嘩」と「してもいい喧嘩」の2つがあるのをご存知でしょうか?
「してはいけない喧嘩」というのは例えば、「お金にまつわる喧嘩」です。
お金の問題は、いくら喧嘩しても根本解決にはなりません。
「お金」の問題は、子どもの前では解決できないので、仲直りしようがありません。
一方の「してもいい喧嘩」というのは、その場で関係修復ができる喧嘩です。
仲直りができる喧嘩というのは、例えば「テレビリモコンが定位置に戻っていないストレス」、
「靴下が脱ぎっぱなし」「当番制のお風呂掃除がされていない」など、
子どもも一緒になって解決策を考えられるような問題の場合です。
喧嘩ではなく前向きに解決策を話し合えるような喧嘩なら、しても問題はないと思います。
本誌では、さらに深く回答した『気をつけたいのは「子どもの前」ではなく「子どものこと」』などもお読みいただけます。
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