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共働き夫婦が増え、祖父母世代が孫の育児に関わるケースが増える中で聞かれるのが
「良かれと思ってやったのに…」「こんなはずじゃなかったのに」というホンネの声でした。
家族間だからこそ言いづらく、モヤモヤが蓄積されがちだといいます。
週刊朝日では、そんな祖父母の方々の育児に関わるホンネについてまとめています。
夫と二人暮らしの田中茂子さん(仮名・67歳)は、“孫育て”に追われる日々を送っています。
昨年、近くに住む娘に2人目の男の子が生まれました。
かわいい孫がまた一人増えた喜びと言ったらなく、娘宅までは車で10分ほどの距離だったので、
娘夫婦を少しでも助けようと「できることはなんでもするからね」とウェルカムな姿勢を貫いてきました。
どんどん増えていく負担
茂子さんの娘は出産から1年経った今年、仕事に復帰し、1歳の子どもは上の子とは違う保育園に預けることに。
娘からはよく「今の仕事と子育ての両立ができるか心配」という話をしていたのですが、
共働きで子育てしている人はたくさんいる、と復帰を決め、母に頼る話もしていたそう。
この時、薄々わかってはいたことでしたが、完全に“当てにされている”と感じた瞬間でした。
最初のころは週に1、2回だった保育園のお迎えは、気づけば毎日のことに。
仕事を終えた娘は茂子さん宅に子どもを迎えにくるついでに夕食を食べて帰ることが増えていきました。
娘の夫も多忙で、帰宅は夜10時過ぎ。
「帰宅して、食べるものが何もないとかわいそう」と、娘の夫用の夕食までタッパーに詰めてしまう自分がいる、といいます。
夫からは「ちょっと手伝いすぎじゃないか」と言われることもあるそうですが、
「少しでも助けてやりたい」と思うのが親心。
ですが、こんな日々が続くうちに、茂子さん夫婦も体力的にきついと感じることが増えました。
保育園の迎え、夕食の準備、日に日に成長し、動き回る上の子どもと一緒に遊ぶだけでも一苦労です。
加えてコロナ禍の影響で急に保育園が休みになることも増えました。
そのたびに娘から要請があり、共働きの娘夫婦に代わって一日中孫の面倒を見ているそう。
薄れる感謝の気持ち
最初のころは「ありがとう」や「負担をかけてごめんね」と気遣う様子を見せていた娘ですが
次第に「やってもらって当たり前」という態度が透けて見えるようになってきました。
「お母さんは毎日のように孫に会えて本当に幸せだよね。遠くに住んでいると年に1、2回しか会えないんだから」
そんな言葉を発する娘を前に、唖然としたこともあるといいます。
孫は可愛くて仕方ないし、娘夫婦もできるだけ助けてやりたいけれど、
こんな日々がいつまで続くのだろうと、つい考えてしまうそうです。
夫婦共働きが当たり前となった今、共働きの子どもに代わり、祖父母が育児を担う機会が増えています。
最初のうちは「かわいい孫の面倒なら、いくらでもみる」と前のめりでも、
育児負担がエスカレートしていくと、穏やかではいられないときもあります。
孫育ての心得10ヵ条
NPO法人孫育て・ニッポンによる、孫育ての心得10ヵ条を紹介します。
- 育児の主役はパパ・ママ、祖父母はサポーター
- パパ・ママの話を聞く
- 今と昔の子育ての違いを知る
- とがめるより、補う
- 他の子、親と比べない
- 手、口、お金は出しすぎず、心と体力にゆとりを。断る勇気も持とう
- 「ありがとう」「ごめんなさい」を言う。親しき仲にも礼儀あり
- 孫のほめ役、夢の最強応援団になる
- 自分のライフスタイルも大切に
- 老いていく姿を見せる
いくら家族といっても、感謝の気持ちは忘れず、自分だけが大変だとは思わないようにしたいですね。
本誌では、共働き夫婦に向けた、祖父母とのおつきあい10ヵ条も掲載されています。
また『孫育てがつらい!』についての第二弾の記事も発売されています。

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