東大生アンケートからがんばれる子の共通点『親の日々の働きかけ』ががんばれる力に

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自分で決めた目標に向かってたくましく努力できる子は、
どんなふうに育てられてきたのでしょうか。

 

プレジデントファミリーでは、「子どものよさを伸ばす家庭環境」について研究してきた
前野マドカさんとともに、150人の東大生のアンケートを分析しています。

しなやかな強さと本当の意味での賢さを培うための、親の働きかけのポイントを探ります。

 

親の日々の働きかけが子どものがんばれる力に

 

東京大学の学生たちに『小学生時代の親との関わり』についてさまざまな角度からアンケートをとると、
東大生の親に共通する言動が浮かび上がってきました。

 

EVOL株式会社代表取締役の前野マドカさんはこう話します。

「アンケート結果を見ると、親から“いい育てられ方”をしているとわかりますね」

 

日本におけるウェルビーイング(幸福学)の第一人者である前野隆司さんの妻で、
2人の子どもを育てる中で、子どもの可能性を伸ばすための幸福学の実践研究を行ってきました。

 

なんでもやってみようと思える『ポジティブな姿勢』、感謝の言葉を素直に言える『ありがとうの心』、失敗を恐れない『チャレンジ精神』、そしてありのまま『自分らしくいられる』こと。

この4つの因子を意識して育てることで、挑戦心を持ち、困難があっても柔軟に対応して乗り越えていける人になることがわかっています。

四つの因子を持っていると、心が安定し、学びも吸収しやすく、学力が高くなる傾向があるんですよ」

 

東大生の家庭がやっていた具体的な声かけや、働きかけを紹介します。

 

『ポジティブな姿勢』を育てる

 

 

プロセスをほめる言葉で子どもは伸びる!

 

『親は前向きな声かけをしてくれましたか?』というアンケートで
「よくしてくれた」「まあまあよくしてくれた」という答えを合わせると72%がYESと答えました。

 

具体的にどんな声かけをしてもらったのでしょうか。

 

「勉強だけでなくゲームの成績もほめてくれた」

「塾の帰りによくがんばっているねと言ってくれた」

 

このようなほめ言葉が多かったようです。

 

前野さんが印象に残ったのは、

朝、出かける前に「今日もいいことがたくさんあるよ!」と言ってくれた
(農学部4年)

という言葉。

 

「子どもは視野が広がり、何かいいことあるかなといいこと探しをするようになる。“魔法の言葉”ですね」

 

また東大生の親は子どものミスを責めない親が多いというのにも注目。

 

『親はあなたのちょっとしたミスを責めましたか?』の質問には
『責められなかった』『あまり責められなかった』を合わせて47%が責めないという結果に。

 

同じようにプレジデントファミリーが一般の若者(19~25歳)にWEBアンケートで同じ質問をしたところ、
『責められなかった』と答えたのは31%なので、16ポイントも東大生の親が高いことがわかります。

 

「親は、子どもを心配してついミスを指摘してしまうもの。でもミスや失敗を責められると、次も失敗したらどうしよう……と挑戦をしないようになっていきます。

ミスをしても『じゃあ、次どうしようか』などと、“失敗してもどうにか挽回できる”というメッセージを伝えてほしいです。

例えば、子どもが料理を作って焦がしてしまったとき、『焦げちゃったけれど、いい挑戦だったね!』などと言うのがいいですね」

 


 

本誌では、「ありがとうの心を育てる」「チャレンジ精神を育てる」なども掲載されています。

 

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