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カラーバリエーションが豊富な蛍石(フローライト)は、最もカラフルな天然石として知られる鉱物です。
緑・青・黄・紫など多様な色合いに加え、バイカラー、ミックスカラーなど
一つの標本で複数の色合いが見られることも魅力です。
また、原石の形も正四面体、正六面体、正八面体と豊富で、人気の高さにも納得です。
そんな奥の深い鉱物だからこそ、深く知るほどさらに集める楽しみが増えることは間違いなし!
今号のミネラでは、世界中の主要な蛍石産地の概要をまとめ、そこで産した美しい標本の数々を紹介しています。
その中からいくつかをピックアップします!
ハイツ鉱山と採石場

イングランド北部のダラム州にあるハイツ鉱山は、19世紀半ばから後半にかけての古い鉱山で、
多くの鉄炭酸塩鉱物が存在し、鉄鉱山として稼働しました。
1960年代から1970年代にかけては坑道に入れたためコレクターに人気があり、
今日見られる標本の多くはこの期間に採集されたものです。
近年、採石場がその上部で稼働しており、採石場は古い鉱山の痕跡を消し去りましたが、
砕石が旧鉱山を交差することがあり、砕石場管理者がコレクターの訪問を禁止しているにも関わらず
標本が採取され市場に出てきます。
それらの標本は、古い鉱山から採集された標本と区別するため、『Heights Quarry(採石場)』と表示されます。
緑色蛍石を主体に、紫色、淡黄色、無色など、さまざまな色合いを含む蛍石を産します。
ロジャリー鉱山

ダラム州のロジャリー鉱山は、StanhopeとFrosterleyの村の間にある石灰岩採石場です。
Rogerleyの蛍石は鉱化した小さな鉱脈から産します。
この鉱床は1970年代初期には地元のコレクターが採集しているだけでした。
その後、鉱石目的ではなく標本採集の目的で機械掘り鉱山として再開発されました。
開発されるにつれていくつかの晶洞が見つかり、かなり多くの蛍石標本を産して一時市場にあふれていました。
Rogerley鉱山の蛍石はLUV(長波紫外線)で青色に強く蛍光し、青紫色の昼光蛍光を見せます。
エメラルドグリーンの六面体結晶です。
4cm以下の結晶の多くは{111}を接触面とする貫入双晶です。
小さな貫入双晶はTetrahexahedralな面を持ち、特徴的な成長線があります。
多くの標本はグレイト・ライムストーン上部のHigh Flats層順の晶洞から産しています。
本誌では他にもさまざまな鉱山とそこで採れる蛍石についてまとめられています。
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