《3年ぶりの開催》江戸時代から続く開門神事『福男選び』の舞台の裏側

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江戸時代から続く開門神事『福男選び』。

長年、正月の風物詩として人々に親しまれてきた神事は、これまでさまざまなドラマを紡いできました。

週刊ポストでは、多くの人々の思いが込められた『福男選び』の舞台の裏側に迫っています。

 

5000人が待ち焦がれた開門神事の復活

 

 

3年ぶりに、男たちの咆哮が参道を駆け抜けました。

1月10日に開催された『開門神事福男選び』は、えべっさん(兵庫県西宮市)の恒例行事。

新型コロナの影響で中止されていましたが、この日は待ちに待った5000人の参拝者が詰めかけました。

 

表大門から本殿までの参道はおよそ230メートル。

午前6時の「開門!」の号令を合図に参道を駆け抜け、上位3人が多くの人に福を授ける『福男』と呼ばれます。

 

神事を取り仕切る開門神事講社代表の平尾亮氏は涙で言葉を詰まらせながら語りました。

「開門と同時になだれ込む、静から動への爆発力。あの光景をまた見たい、と準備してきました。終わったと同時に課題も見えてきており、今後も安全に、最高のものをご用意できるよう、試行錯誤していきます」

 

一番福にだけ価値があるのではない

 

開門神事講社は、西宮神社の公認団体として運営の一切を任されています。

クジ引きのクジやクジ箱、当せん券などの用意、受付の机や看板の設置作業などはすべて彼らの仕事です。

 

「1月10日はえべっさんの元旦です。福男は元旦にえべっさんの福をもらいに行く参拝者のこと。一番福にだけ価値があるのではないことを皆さんに理解してもらいたいです」

 

コロナ禍では、普段は走り参りのできない車椅子利用者などを優先的に入れ、
本殿までゆっくりと誘導するスタイルで執り行いました。

 

「コロナ禍で福男選びの本質を再確認できました。この2年間は決して無駄ではなかった。また新しい気持ちで神事に向き合うことができました」

 

「開門!」の声は、福を求める人々がいる限り、いつまでも響き渡ります。

 


 

本誌では『福男選び』についてさらに詳しい説明やリポートが掲載されています。

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