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大きな夢や目標を掲げても、実現できなければ意味がない。
目標達成のために、企業経営や有名アスリートが実践するのが『原田メソッド』です。
PRESIDENTでは、夢を実現させた3人の事例から、目標達成の秘訣を探っています。
日誌を書くためにスケジュールを調整

今回紹介するのは、縫製工場を経営する河村厚志さんのお話です。
私は2012年に父が経営する縫製会社に入社しました。
産業の構造的な問題から経営環境は過酷、負債比率が売上の5割を占める深刻な債務比率が
売上の5割を占める深刻な債務超過の状態でした。
同業他社の倒産・廃業が相次ぐ中で、次はウチかと怯える日々。
会社は資金繰りに精一杯で、従業員に覇気はなく、糸くずだらけの工場には諦めムードが漂っていました。
なんとか現状を打破しようと、私はアパレル以外の仕事で経営を安定させようとしました。
必死に営業をしたところ、季節を問わず需要がある「腰痛ベルト」を製造する下請けの仕事を受注。
ほかにもさまざまな工夫を凝らし、新しいやり方を編み出して、
19年には辛うじて債務超過を解消することができました。
銀行の信頼を回復し、20年ぶりにボーナスを支給、従業員の表情にも明るさが戻ってきました。
初めて前向きに取り組める状況が整って、私も「ここから売上を2倍、3倍にしていこう」と夢を描きました。
「今までのような場当たり的な経営ではいけない。しっかり勉強しなければ」と思っていたところ
知人の勧めで原田隆史氏のセミナーに参加することになりました。
原田氏の教えで私がいちばん影響を受けたのは、日誌をつける大切さを説いた部分です。
業績が回復するまでは、1日を生き抜くことだけですべての時間を使い果たし、
日々を振り返る余裕などありませんでした。
アドバイスに従って、「その日に自分が頑張ったこと、できるようになったこと」「人から感謝されたこと、感謝されるような行動ができたか」を書きました。
失敗しても、「原因は何だったか」「次からはこうしよう」と明日からの仕事につながる内容を書きました。
すると、自分が日々少しずつでも前進していることが確認できるのです。
1日1ページを書くのに、最初は2時間近くかかっていました。
仕事で忙しい最中に、2時間を捻出するのは並大抵ではありません。
それでも一から勉強し直す覚悟でしたから、
日誌を書く時間をつくるために1日のスケジュールを調整するようになりました。
1日も休まずに、日誌を書き続けました。
週末には1週間分、月末には1ヶ月分、年末には1年分の大きな振り返りも書いて、
自分の成長を確認しました。
そして決意を新たにして、次の1週間、1ヶ月、1年に向かうのです。
本誌では記事の続き『日々の積み重ねが自分の器を大きくした』をお読みいただけます。
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