寝てもダルい方必見!床上時間を短くして『睡眠休養感』をアップさせよう

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年齢を重ねるにつれて増える睡眠の悩み。

 

最近注目されている睡眠の新指標『睡眠休養感』を用いた研究結果から
『睡眠時間』だけでは判明しなかった死亡リスクが明らかになりました。

 

『睡眠休養感』とは何でしょうか。

サンデー毎日では、健康と睡眠との関連を探っています!

 

目覚めた時に感じる睡眠休養感

 

私たちは健康を維持するために、適切な睡眠を取ることが重要です。

つまり、『睡眠の質』を上げる必要があるのですが、そもそも『睡眠の質』とは何なのでしょうか。

その定義は専門家の間でも、一致はしていません。

 

新しい指標として提示された『睡眠休養感』

 

例えば、『睡眠に対する満足感』『脳の活動低下の程度』など、さまざまな評価方法があります。

そこで日常生活に役にたつような『睡眠の質』の新しい指標として提示されたのが、『睡眠休養感』です。

国立精神・神経医療研究センターを中心としたグループが実施した研究で、『睡眠休養感』が指標として使われています。

 

国立精神・神経医療研究センター 睡眠・覚醒障害研究部長 栗山健一先生はこう言います。

「この研究は、日々の健康に睡眠がどれくらい影響しているか、という観点から行われ、『睡眠休養感』が関連していることが示されています」

 

研究にでてくる『睡眠休養感』とは、目覚めたとき、睡眠によってどれだけ体が休まったかを自己評価するもの。

『床上時間』は実際に眠っている時間ではなく、夜、布団に入ってから、朝目覚めて布団から出るまでの時間を指します。

 

働き盛り世代と高齢世代では死亡リスクとなっている要因が異なる

 

研究は40歳以上の1万人弱のデータを用いて行われました。

まず、年齢によって二つのグループに分けます。

一つは40~64歳までの仕事に従事する、慢性的に睡眠不足の傾向が強い『働き盛り世代』のグループ。

もう一つは、65歳以上の仕事や子育てから引退して、時間に余裕があり、睡眠時間が十分に取りやすい『高齢世代』のグループです。

 

この研究で、『睡眠時間』と『床上時間』の測定には脳波計を使用しました。

さらに、計測した翌朝に感じた『睡眠休養感』も調べています。

 

「約7年間にわたる追跡調査によると、働き盛り世代と高齢世代では、死亡リスクとなっている要因が異なることがわかりました」

 

世代によって死亡リスクが異なる結果に

 

研究結果から、働き盛り世代は、『睡眠休養感のない短い睡眠時間(5時間半未満)』が死亡リスクを増加させて、
『睡眠休養感のある長い睡眠時間(7時間以上)』が死亡リスクを減少させることがわかりました。

 

一方の高齢世代は、睡眠時間と死亡リスクとの関連はみられませんでした。

しかし、『床上時間』が長いほうが死亡リスクが高くなることが確認されました。

 

「特に注視すべきは『睡眠休養感がなく床上時間が約8時間』以上の人は、『睡眠休養感があり床上時間が約7~8時間』の人に比べて死亡リスクが1.5倍以上だという点です」

 

高齢世代の死亡リスクの鍵を握る床上時間ですが、加齢に伴って床上時間は長くなりやすいです。

早めに布団に入っても、寝つけないケースが増えてきます。

「眠れないのは健康によくない。早く寝ないと…」と考えてストレスになり、余計に眠れなくなるのです。

 

必要な睡眠時間は人によって違う

 

「現役の頃に比べて時間に余裕がある一方で、趣味などが少なく昼間の活動量が減少してしまうことも、寝つきを悪くする要因です」

 

睡眠時間について、翌日に疲れを残さないためには
『7時間程度がいい』『6時間以下なら不足気味』などと言われますが、本当でしょうか。

 

栗山先生はこう話します。

「必要な睡眠時間は人によって違います。一般的には、年齢とともに必要な睡眠時間は短くなっていきます。

日中の活動量が多く成長途中の10~20代に必要な睡眠時間は、約7~9時間と言われています。一方、60歳以上の人は1日5~6時間の睡眠で十分な場合もあります。睡眠時間が7時間に達していなくても過剰な心配はいりません」

 

高齢世代が若い頃と同じ睡眠時間を確保しようとしても、できないのは自然な現象だといいます。

 

「眠れなかったら無理に寝ようとせずに、その時間に読書をしたりラジオを聞くなど、好きなことに費やしましょう。たとえ睡眠不足になったとしても、翌日以降、それを補うように睡眠時間が長く深くなりやすいので、あまりがんばって寝ようとしないこと。それよりも、死亡リスクを高める床上時間を短くすることが大事です」

 


 

本誌では睡眠休養感を上げる方法も紹介されています。

 

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