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付き合いたくない人、やりたくない仕事に日々を奪われていませんか?
心身ともに健康で自由に動き回れる期間は限られています。
ひとりになって自分を見つめなおせば、人生はもっと面白くはるはず。
今回PRESIDENTでは、『ひとりが楽しい人生戦略』を特集。
その中から、作家・社会心理学者の加藤諦三氏の『極上の孤独時間の楽しみ方』を紹介します。
60年間、ひとりきりの部屋で文章を書き続ける理由
孤独感を感じる時間などない
50代、60代で『ひとり時間』を楽しめない人は『大人になった幼児』である可能性が高い。
肉体的には年齢を重ねていても、心理的には幼児のまま。
なぜ、そんなことが起きるのか。
精神的な年齢は、幼少期、青年期、壮年期に遭遇する課題を一つずつ順番に解決しなければ、成長できないからだ。
たとえば、青年期の課題の一つは『興味と関心の覚醒』。
仲間と戯れ、興味を持ったことにチャレンジしてみる。
その中で、自分の好きなものや得意なことを発見する。
もっとも関心が向く文筆と向き合っている時間に
孤独感など感じるわけがない
私の場合は文章を書くことだった。
10代から著述業を希望し、その道に進んだ。
文庫や翻訳書を含めると、これまでに600冊から700冊は出版している。
海外で翻訳されたものも100冊は下らないだろう。
著述業は、ひとりで為すことが当たり前の仕事だ。
理工系の研究や技術職などは協同して作業を行うかもしれないが、私の場合はひとりの時間が当たり前なのである。
編集者やアシスタントもいない、ひとりきりの部屋で、朝から晩まで文章を書くという日々を、
もう60年近くも繰り返してきている。
これが私の極上の孤独であり、当たり前の日常なのだ。
「さみしくないのか」と聞かれるが、
自分のもっとも関心が向く文筆と向き合っている時間に、孤独感など感じるわけがないのだ。
あなたは呼吸をしているとき
どのように息を吸っているのですか?
心理学者のマズローは『欲求5段階において頂上に位置する“自己実現”に到達した人は
孤独を感じることはなく、ひとり時間を楽しむことができる』と言う。
私も同じだ。
85歳になった今も、毎年4、5冊の単行本を出版しており、
ここまでくると孤独を楽しむというよりも孤独であることが特別でもなんでもなくなる。
「孤独感を覚えたとき、どのように気持ちを前向きにしますか?」と言われても
それはもはや「あなたは呼吸をしているとき、どのように息を吸っているのですか?」と
聞かれているようなものだ。
長年にわたり、ひとり自分の関心事と向き合い続けた結果、
孤独が楽しいという感情を通り越して“当たり前の日常”という境地にきた。
自分の適性孤独を見つけるために
まず取り組むべき12の行動
いつもならやらないことをあえてやってみると、今まで気づかなかった自分の本当の興味や関心がわかる、と加藤氏はいいます。
「仕事と同じように、私生活を大切にする。そこにエネルギーをそそぐと幸せが見えてくる」
自分に合う孤独を見つけるために、まずこんな行動をしてみてはいかがでしょうか。
- 晴れた日にウォーキングをして草むらで大の字で寝そべる
- 100円だけ持って、近所を散歩し、朝食を食べてみる
- 気持ちを吹っ切るように自転車で遠くまで走る
- 目的地を決めずまったく知らない土地へドライブする
- 大きな傘とレインシューズを装備し、雨の中を散歩する
- ハイキングをして川の水を飲み、おいしさをかみしめる
- 2日連続で自分の好きなものだけを徹底して食べ続ける
- 図書館を『縁起がいい場』と思い、『友』となる本を探す
- 自分の顔に髭を描き、鏡の前で笑顔をつくる
- 空を眺め、流れる雲の形から生き物などを連想する
- 家のなかで水を飲み、「おいしいなぁ」と口に出して言う
- 風呂に入り「ここまで生きてきた自分はすごい」と褒める
本誌では『大人になった幼児』などについてさらに深く語られています。
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