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心の声に耳を傾け、考え、暮らし方を選びとってきた人には、清々しい笑顔があります。
自分らしい生き方に辿り着いた6組に聞いた、これまでとこれから、生きる中で大切にしてきたこと。
そこには人生を楽しみ、慈しむためのヒントがあります。
今回&Premiumで紹介されている
翻訳家・文筆家の服部雄一郎さんと、文筆家の服部麻子さんの暮らしをピックアップします。
変化にブレーキをかけず、やりたいことを恐れない
エネルギー負荷を極力省いた高知の家でサステナブルな暮らしを志す、服部夫妻。
庭には作物が実り、鶏や猫が遊びまわっています。
その生活へと辿り着いた、二人が大事にしている、生き方のスタンスを聞いています。
ゴミ問題に対する使命感が起きた理由
ゴミを出さず、できるだけ環境負荷のかからない生活を心がけている、服部雄一郎さんと麻子さん。
ともに神奈川県出身のお二人ですが、よりサステナブルな暮らしをしたいと
2014年に高知県の山のふもとに移住をしました。
長男、長女が寮生活になり、この春からは小学4年性の末っ子と3人暮らしに。
彼らの転機は2006年、長男の子育てをもっと楽しみたいと、
神奈川・横浜から葉山へと引っ越し、雄一郎さんが町役場に転職。
そこで、ゴミの部署に配属されたことからでした。
きっかけは本当に簡単なこと。
雄一郎さん「自宅で生ゴミの処理をしてみたら、驚くほど簡単にゴミが減ったんです。ゴミ問題に対する危機感や使命感が湧いて、というより単純にそのことが楽しくて、もっと知りたいし、周りにも知ってほしいと思うように」
その後、現在中学生の長女が誕生したばかりのときに、
ゴミについて学ぶためアメリカ・カリフォルニアの大学院に雄一郎さんが留学。
麻子さんと子どもたちも同行しました。
2012年に修了すると次はNGOの仕事でインド・チェンナイに、こちらも家族で滞在。
帰国後は京都に住みながら移住先を探し、高知に落ち着くという、なんとも目まぐるしい展開に。
予定通りの人生なんてつまらない
乳飲み子を抱えてのアメリカ留学も、インドでの生活も、地方移住も、
飛び込むのは勇気のいることでもあります。
でも、それに対する心配や不安はあまりなかったとのこと。
雄一郎さん「麻子さんの口癖が『予定通りの人生なんてつまらない』で、僕はその言葉が大好き。彼女の方がその辺は肝が据わっています」
麻子さん「確かにインドでも家族みんな病気になるなど大変だったのですが、やりたいことをしてもやりたくないことをしても、どっちにしろ生きるのって大変ですよね。どんなに計画を立てても、思い通りになんてならないし、想像もしていなかったことが起きる。だったら、今、やりたいことをやったほうがいいと思うんです」
どんなことでもやってみれば予想外の発見も多く、
問題があっても、それを上回るプラスがあればいいというのが二人の考え。
我慢した生活をするよりも、楽しいと思える方向へ進む。
その積み重ねが、今の暮らしをつくっています。
雄一郎さん「何かアクションを起こせば起こしただけ、当たり前ですけどその結果が返ってくる。ちょっと変わったことをすると、やっぱりすごく変わった結果がついてくるので面白いな、という実感はあります。だから、なんでもやってみたほうがいいんだろうなと思っています」
ゴミを出さない暮らしも、自分たちが心地いいからやっていることで、他の人に強く勧めることはないそう。
「ゴミも大事な問題ですが、それぞれの人生の中で、必ずしもゴミが最重要課題とは限らないと思うんです。ただ、変化を起こせる人も一定数いるので、そういう人たちにいいタイミングで知ってもらえばいいな、と考えています」
本誌では、インドでしていた暮らしの様子や、現在の高知での暮らしの様子も語られています。
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