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2020年12月に起きた『グレート・コンジャンクション』(「風」の星座・水瓶座で起きた木星と土星の大接近)により
約200年ぶりに『地の時代』から『風の時代』に移行したと言われて2年。
この3月に冥王星が水瓶座に入宮したことで、『風の時代』が本格始動。
エル・ジャポンに掲載されている、鏡リュウジさんがアドバイスする『風の時代』の心構えをピックアップします。
時代の変化を特別視しない生き方

心構え(1)「変化」を当たり前のこととして生きていく
心構え(2)本質を見抜くインテリジェンスを磨いておく
心構え(3)「自己犠牲」はしない。自他の境界線をもっておくこと
心構え(4)身近な人たちとのリアルな関係を大事に
心構え(5)あらゆるものから独立した存在になる
伝統的な占星術でいわれているのは、
木星と土星の接近がこれまで牡牛座・乙女座・山羊座の『地の星座』で起こっていたのが、
次に双子座・天秤座・水瓶座の『風の星座』で起こるという流れ。
12星座は火・地・風・水の要素に分類され、それぞれに異なる性質を持つと考えられています。
そのため、木星と土星の会合する場が地から風へと変われば、
この二つの天体が重なって表れる現象の性質が変化するといえます。
しかし、一種の霊的な革命やユートピア思想はそこには含まれていなかったのです。
だからいろいろな困習が消えて自由になるという『イメージ』が先行しているのは、むしろ変化の幻想。
基本に立ち返り、あらためて伝統的な『風』の性質について考えると
それは『知性』や『客観』といった物事の本質を見通し、感情と事実を分けて考える力だといえます。
物事の基本的な変容を迫る冥王星が水瓶座に入るこの時期は、自由で平等とされる水瓶座のポジティブな面よりも、
逆に不自由な状況や社会の不平等さなどのネガティブな面が表に出やすくなります。
それはいったいなぜなのか、解決するにはどうしたらいいのか。
浮上してきた問題を社会全体で考えることが迫られるでしょう。
そうした判断力を磨き、客観性を持つにはインテリジェンスが欠かせません。
黙っていても時代が劇的に変化していく…
だから何もせずとも自分も変われるといったファンタジーが先行するのは考えものですが、
揺るぎないと思われた世の中が崩壊したのをきっかけに、
さまざまなことを学び、歴史を知って知恵を身につければ時代を生き抜く鍵が手に入ります。
本誌では心構えの5点をより詳しく解説しています。
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