《暮らしをシンプルに…!》『しなくてもいい家事』はやめてゆとりを生み出すコツ

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「家事をきちんとこなさなければ…」とがんばりすぎて、ストレスを抱え込んでいませんか?

 

天然生活では、シンプルライフ研究家マキさんに
『しなくてもいい家事』はやめてゆとりを生み出すコツを教えてもらいました。

 

固定概念や思い込みだけで続けている家事を見直す

 

 

毎日やるべき家事が多すぎて、常に時間に追われてしまう。

そんな悩みを抱えている方に、「いつものルーティンの中から不必要なものをなくしてみませんか」
シンプルライフ研究家のマキさんは提案します。

 

「案外、固定概念や思い込みだけで続けている家事も多いもの。私の場合、実家のトイレやキッチンにマットが敷かれていたので、なんとなくそうすべきものと思い込み、結婚後の自分の家にもしばらく敷いていました。

でも私にとってはマットがあると洗濯も大変だし、床掃除もしづらいと気づいて。思い切って敷くのをやめてみたら洗濯の手間が減ったうえ、掃除しやすくなったことで前より清潔さを維持できるようになりました」

 

『こうすべき』からいったん離れて、抱えている家事を冷静に見直してみる。

その際に大切なのは、それぞれの家事の目的を明確にすることです。

 

「目的は、一人ひとりの暮らし方や好みによって違うはず。たとえば私なら、食事づくりは“家族が健康で快適に過ごせること”を目的にしています。凝った料理やバラエティに富んだ献立は必要ない。よい素材をシンプルに食べられたら十分です。

洗濯も“気持ちよく服を着られること”を目的にしたので、きちんとたたむという工程は省くことに。

そうやって一つ一つの家事を何のためにするかを考えていくと、手間も道具もかなり減らせるし、『私にはこの作業は必要ない』と潔く割り切れる気がします」

 

まわりと比べたり、世の中の情報に振り回されず、自分の心地よさを軸に考える。

家事が苦手だったマキさんが、そうした考えをもとに続けてきたのは、
日々の小さなストレスを一つずつなくしていくことです。

 

調理中の労力をなくすため、台所道具を厳選してすべて手に取れる場所に置く。

買い物へ行くストレスを減らすため、食材は宅配サービスに頼る。

何かに違和感を抱いたら、その都度改善策を考え、ときには試行錯誤しながら実行してきたそうです。

 

家事の見直しポイント

 

『目的をはっきりさせる』

 

・それによって変わること

 

(1)一つひとつの作業を割り切って行える

(2)まわりに振り回されない家事ができる

(3)作業が減り、家事の呪縛から解放される

 

マキさんが家事を楽しむためにしていること

 

・台所仕事はラジオを聴きながら

 

朝食づくりのお供はFMラジオ。

「テレビだと家事の手が止まってしまうので、ラジオが最適。ニュースや天気予報など必要な情報も得ています」

 

・好きな香りで家事の間も心地よく

 

床の拭き掃除をする際は、好きな香りの精油を数滴水に垂らして。

「ペパーミントなどの清涼感のある香りを選ぶと、部屋も気持ちもすっきり」

 

・終わった後には、自分にごほうびを

 

夕食の洗い物が終わったら、お風呂に入る前にドリンクで一息。

「ささやかな楽しみをつくっておくことで、家事のモチベーションも上がります」

 


 

本誌では、マキさんが行っている『小さなストレスを放置せず、一つずつなくす工夫』などについても語られています。

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