《介護・折れない心の過ごし方》にしおかすみこ「洞窟の探検家からもらったアドバイスが乗り切るヒントに」

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生きていればいろいろあります。

辛いことも悲しいことも、自分の力ではどうしようもないことも……。

 

それでも、希望を持って生きていきたいですよね。

困難や試練を、しなやかな心で乗り越えたい。

 

ゆうゆうでは、4名の著名人が『折れない心の育て方』について語っています。

今回は、お笑いタレントのにしおかすみこさんの介護についてのインタビューをピックアップします。

 

洞窟の探検家からもらったアドバイスが
実生活にもつながり、乗り切るヒントに

 

 

認知症の母、ダウン症の姉、しょっちゅう酔っ払っている父。

そんな家族と同居して3年。

 

さまざまな事件が起きる毎日に
「心が小さくポキポキ折れることがあっても、ポキッと根本から折れないように気をつけています」
と話すにしおかすみこさん。

その方法とは何でしょうか?

 

変わり果てた実家に同居を決意

 

女王様キャラでブレイクした、タレントのにしおかすみこさん。

にしおかさんが一人暮らしをしていた東京を離れ、
二十数年ぶりに千葉の実家へ戻ったのは新型コロナの流行が広がった2020年6月。

コロナ禍の自粛で仕事が減り、収入も激減。

家賃の支払いが危うくなり、別の家への引越しを決意しました。

 

転居の報告がてら「母のご飯を食べたい」と軽い気持ちで1年ぶりに帰省してみると…

 

「テーブルの上は割り箸が入ったままのカップ麺や食べ残しであふれ、掃除されていない床は歩くたびに砂のジャリジャリとした音が。まるでちょっとしたゴミ屋敷でした。その中にポツンと座っていた母は、表情があるようなないような。

しかも『どうしたの?散らかっているし、生ゴミ臭いよ』と言ったら、母が『あー!もう嫌だ!頭かち割って死んでやらぁ!』と叫んだんです」

 

電話では気づきませんでしたが、80歳の母はアルツハイマー型認知症を患っていました。

81歳の父は耳が遠いうえに、毎日のように酔っている状態。

ダウン症の姉は、老化が早いよう。

 

そんな家族を支えてきたしっかり者の母が認知そうになったらどうなるのか。

 

「『私が何とかしなきゃ』と思い、引越しをやめて実家へ戻りました」

 

『ポンコツ一家』と称する家族との大変な日々

 

帰ってみたら毎日がカオス状態。

たとえばある日の夜中、母がいつまでも寝ない姉に怒り出します。

父が「怒ったって余計に寝ないだろ」と母に怒鳴る。

その横で姉が歌い出す…。

 

たとえば夏のある日、にしおかさんが家族の通帳やカードを預かっていましたが、
「やっぱり自分が持つ」と言い出した母。

返さずにいると、にしおかさんに向かって「ドロボー!ドロボー!返せ!」と繰り返しました。

 

また別の日、にしおかさんが新型コロナの予防接種を受けたとき、副反応で高熱が出ました。

ところが家に米がないと思い込んだ母に買い出しを頼まれたにしおかさん。

「米はある」と言っても納得せず、にしおかさんも半ばやけくそで土砂降りの中を買い出しに。

自転車に5キロの米をのせ、高熱と頭痛でふらつきながらの帰り道、バランスを崩して自転車ごと畑に落ちたそう。

 

「心はしょっちゅう小さく折れています」

 

そんな毎日を笑い飛ばすかのように軽妙なタッチで綴った、にしおかさんの著書『ポンコツ一家』

読みながら笑い、そこに流れる違いを思う家族の気持ちと、
そんな家族を支えようと孤軍奮闘するにしおかさんの姿に泣けてきます。

 

同時に、これだけ大変な日々に、心は折れないのか?という疑問があがります。

 

「心はしょっちゅう小さく折れています。大きな事件より、小さなことの積み重ねに折れちゃうんですよね」

 

探検家から受けた指導に心が救われる

 

にしおかさんが「貴重な体験でした」と語る大切にしている出来事があります。

テレビ番組のロケで、探検家の指導のもと狭い洞窟で1週間過ごしたときのこと。

 

『何かおかしいと思ったらすぐに教えてね。我慢して息苦しくなったり、辛くなったりするところまでいってしまうと、この迷路のような洞窟の中で救出が遅れてしまうかもしれない』と、探検家の方に言われたんです。

そのアドバイスがあって、心身ともに元気で乗り切ることができました。

それ以来、日々の生活の中でも、『今、私は大丈夫かな』『元気なフリで本当の私はどう?疲れてる?楽しめてる?』と自分の心に優しく、なんなら過保護になりました。疲れてると早めに察知できたら、すぐ息抜きします。そうすることで、心が小さくポキポキ折れることはあっても、ポキッと骨折まではいかずにすんでるのかなと。

私は私の心を一番大切にしています

 

では、どうやって気持ちを切り替え、自分を大切にしているのでしょうか。

 

「同じ言動を繰り返す母も、酔っ払って家を散らかし怒鳴る父も、お風呂に入らない3人から漂うニオイも、私自身が疲れているときはイライラしてどうにも嫌なもの言いをしてしまって、いいことが何もないので一回全部置いて寝ます(笑)

 


 

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