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コロナ禍を経て、気持ちが外に向いてきた今だからこそ、
ESSEはあらためて“家のあり方”を考えているといいます。
なかでも収納は、働き方やライフステージが変化しても、家を心地いい場所にするために欠かせないもの。
そんな思いから、今年新たに『ESSE収納グランプリ』をスタート。
年齢も、家族の形も違う、それぞれの家庭がたどりついた『収納の正解』には
取り入れられるヒントがきっとあるはず。
今回は『ESSE収納グランプリ』の審査員3名が、応募資料を見ながら
『収納の正解』について考え、たどりついた答えをピックアップします。
『ESSE収納グランプリ』の審査員3名
本多さおりさん…整理収納コンサルタント(夫、長男、二男の4人家族)
Emiさん…整理収納アドバイザー(14歳の双子の母)
柳沢小実さん…エッセイスト(整理収納アドバイザー1級取得、夫と2人暮らし)
だれかのマネをすれば解決することではない

まずは今回の『収納グランプリ』応募者の印象を教えてください。
柳沢:お仕事をされている方がほとんどでしたよね。働きながらだと家庭と家事の分担が必要になると思いますが、そういう前提で家づくりをされている方が多かったのも印象に残りました。
本多:私はとくにSNSで発信していない応募者の収納が興味深かったです。『自分のためにとことん収納を考え抜いた収納法』という感じでオリジナリティがあって。
柳沢:確かに!“どうしたら自分のライフスタイルに合った家づくりができるか”をしっかり咀嚼して答えを出している方が多かったですね。
今回のテーマは『収納の正解』です。収納のプロである皆さんが考える、収納の正解とはなんでしょうか?
柳沢:うちはコロナ禍で夫が在宅ワークになり、生活が激変しました。それが過ぎつつある今、また変わって、再び収納の正解を模索中です。家を整えるのは家族の参加が必要で、変化に合わせて変えていくべきものかなって。その正解を探す過程も楽しめたらと。
本多:収納の正解というのは、自分のなかにしかないと思います。目的があって、それを解決するのが正しい収納だと思うから。それはだれかのマネをしたり、流行の収納グッズを買ったりすればいいってことではなくて…。
Emi:私も同じ考えです。収納の正解は、人それぞれというのが正解かも。SNSなどの情報に左右されすぎると、心も疲れてしまう。自分の軸で「この収納見直してみようかな」と変化を楽しめる人こそ、豊かな暮らしになるはず。時の流れで正解は変わり続けるし、柔軟に対応していってほしいです。
今回の受賞者の選考ポイントとは?
今回の受賞者2名、特別賞(インテリア賞・時産賞)2名を選ばれた理由を教えてください。
本多:グランプリの小林さんは収納の仕組みを拝見すると、暮らしやそこに至るまでのストーリーが浮かび上がってくるおもしろさがありました。
柳沢:年齢を重ねて、家族構成にも変化があって、それに向き合った収納を考えているのも学びが多いです。
Emi:答えを外に求めていなくて、自分の家に本当に必要なものを見きわめている方ですよね。準グランプリのHatsuさんは、『飾る』と『収納』のメリハリがすばらしい。インテリアと収納の両立って難しくて。
柳沢:家を飾りたい人はものが多く、収納好きの人は飾るのが苦手であっさりした感じになりがちですよね。その点、Hatsuさんはニュータイプかも。
本多:私はHatsuさんの「稼働率100%で収納を考える」という姿勢が好印象。使うものだけだからしまい込まない。しまい込まないから取りやすい。片づけやすいから子どもも片付けてくれる…みたいな、いい循環が生まれていると感じました。
柳沢:時産賞の松井さんは、娘さんに洗面所を独占されたことで、自身のメイク道具はキッチンに収納した柔軟さがいい。無理して現状のまま我慢せず、軽やかな解決方法です。
Emi:インテリア賞の櫻木さんは離婚されて、小さな賃貸に住み替えてすてきに暮らされているのが印象的。荷物の整理はパワーが必要。その体験は参考になることが多いと思います。
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