【年末年始に読みたい本】日本アカデミー賞最優秀賞『ある男』

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2023年もあと少し。

今年どんな本を読みましたか?

読み足りないと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

毎日が発見では、本誌連載陣の方々がおすすめする『年末年始に読みたい良書』を紹介しています。

 

鎌田 實さんがおすすめする
人生のあり方を考えさせられる本

 

子どもたちへの愛のメッセージ絵本

 

 

『きみとぼくがつくるもの』オリヴァー・ジェファーズ

 

『きみとぼくがつくるもの』は、子どもとあるいは孫と一緒に読めたら素敵な絵本。

親は子を導く存在ではなく、一緒に手を取り合って生きていく仲間、という考えが胸に落ちた。

 

「これから じんせいを あゆんでいく きみへ。きみとくらす家。あたたかな思い出。トンネルや道。ゆっくり休めるハンモック。きみが本当に困ってしまったとき、ひつようになる場所も。いっしょに作ってこう…」

 

ことし読んだイチオシ絵本です。

 

人間存在の根源に触れる文学作品

 

 

『ある男』平野啓一郎

 

『ある男』はシングルマザーになった女性が故郷へ帰る。

そこで誠実で優しい男に出会い、恋をし、再婚。

子どもも生まれた。

しかしその夫が事故で亡くなる。

男の親戚が尋ねてきて線香をあげ、遺影を見た。

男は別人だった。

 

『読売文学賞』受賞。

人間存在の根源に触れる傑作。

映画化もされ、日本アカデミー賞最優秀賞に選ばれた。

読み応えのある小説です。

 

深い感動を与える旅立ちの物語

 

 

『そして、ぼくはたびに出た。はじまりの森 ノースウッズ』大竹英洋

 

『そして、ぼくはたびに出た。はじまりの森 ノースウッズ』は、ぼくがことし一番感動したエッセー。

写真集『ブラザー・ウルフ』に目を奪われた、若き日の著者が、
世界的な写真家ジム・ブランデンバーグに弟子入りしようと、チャレンジングな旅に出る。

 

「人生の悲劇とは、苦しむことではなく、見過ごしてしまうこと…」

 

多くの人が、自分の中にある“挑戦する心”に気付かぬまま過ごしてしまう。

 

『梅棹忠夫・山と探索文学賞』受賞。

20年後ついに、写真集『ノースウッズ』で『土門拳賞』を取る。

絶版の『ブラザー・ウルフ』も、古本で探して手に入れた。

知らない世界を知るということは、ヒリヒリ・ドキドキ・ウキウキしてくるものだ。

 


 

本誌では、他にも年末年始に読みたい本が紹介されています。

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