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ささやかな目標は、無理をせず、がんばらず、いまの自分を少し輝かせるもの。
天然生活では、新たな年の初めにしたいことや始めたいことを、4名の方が語っています。
今回はその中から、栃木県益子町の自然あふれる里山に暮らす
主婦・仁平里帆さんのインタビューをピックアップします。
小さな変化こそが
自分たちの心地よい生活をつくっていく大切な要素
目の前にあることに、ただ向き合う。
小さなひとつひとつをおざなりにすることなく、真摯に手を尽くす。
そんなふうにしていれば、暮らしはおのずと求める方向に向かい、
また、ときに思いもよらない新たなかたちを見せてくれるような気がしています。
仁平里帆さんの夫・透さんは、栃木県益子町と東京・表参道で、
古家具を中心に扱うショップ『ペジテ』と『仁平古家具店』を営んでいます。
夫妻はもうすぐ2歳になる息子の天音くんとともに、益子町内の里山に暮らします。
「古い家具や道具、自然に囲まれた暮らしは、あれこれ手を動かさなければまわっていきません。不便なのでは?と聞かれることもありますが、私たちには、この暮らしがとても落ち着くんです。
雑巾掛けをすれば、床がきれいになる。針を動かせば、布が形になる。
ささやかでも手を動かしたことで起こる、小さな変化。それこそが、自分たちの心地よい“生活”をつくっていく大切な要素なのだと、身をもって感じられますから」
目の前のことに無心になれるということは、いろいろなことに気をとられがちないまの暮らしでは、
ある意味では贅沢なこと。
「息子が少し大きくなり、その喜びを改めて感じています。赤ちゃんのころはやはり目を離せませんし、実際に思うように手を動かせないこともありましたから。小さな子どもとぴったり寄り添う暮らしを経たからこそ、無心になれるいまが、とても楽しいんです」
とはいえ、天音くんはまだ2歳前。
料理に集中しかけたところで、抱っこをせがまれたり、一緒に庭仕事に没頭していたと思ったら、
ふいに思わぬ方へ駆け出したり。
「でもそれすらも、いまはなんだかありがたいですね。これまでの私は集中すると周りが見えなくなるほどで、ときに気づかぬうちに無理をしていたこともあったかもしれない。
息子の思わぬ行動が、暮らしをよりおおらかにしてくれるというのでしょうか。目の前のことに集中しながら、ふと力を抜くべき瞬間を息子から教わっている感じなんです。
手を止め、周りをゆったりと見渡す心の余裕。暮らしをより豊かにする、そんな“余白”を味わいながら過ごすのが、これから心がけたいことです」
新年から始める小さな目標

月のめぐりや旧暦を意識して暮らしたい
風が冷たい。
動物たちの動きがせわしない。
そんなときに旧暦や月の満ち欠けを確認すると、腑に落ちることが多いそう。
「自然に近い暮らしを営むために、より細やかに意識していきたいですね」
心地よく体を動かす
もともと、体をまめに動かすのは苦ではありませんが、今年はそこに“心地よく”の一言を添えました。
「同じ行動でも、気持ちがそこにあるかないかで、暮らしが大きく変わる気がしています」
体のお手当をする時間をつくる
幼い子との暮らしは、つい自分の体調を後回しにしがちです。
家族が健やかに過ごすためには、自分をいたわることも大切。
「じっくり体に向き合う時間を見つけるのも、新年から意識したいことです」
本誌では、仁平さんの暮らしのアイデアや、他の方達の新年の目標などが紹介されています。
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